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  • 2016.12.16 Fri

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HIGHTIDEデザイナーインタビュー(1)細井さん

TEXT BY 和田 尚武

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和田 尚武
HIGHTIDE店舗事業運営

1994年に福岡で生まれた文具雑貨メーカー「HIGHTIDE」の店舗事業を運営。2017年2月に薬院の本社1階に「HIGHTIDE STORE」をオープン。2017年9月に六本松蔦屋書店内に「CONERSHOP」をオープン。

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今後不定期でHIGHTIDEのデザイナーにインタビューし、作り手の視点からハイタイドの商品を紹介させて頂こうと思います。

一人目はデザイナーの中でも若手の一人細井さん。主にムーミンシリーズや刺繍を使ったしおりなど、女性らしい可愛い小物を手掛けています。

-まずハイタイドに入られたきっかけは?

神奈川の美大でプロダクトデザインを学んで、卒業後は渋谷の文具雑貨メーカーの直営店で店員として働いていました。その店でHIGHTIDEの発注担当をしていたのが出会ったきっかけです。当初店員として面接を受ける際に、「ゆくゆくはデザイナーになりたい」と伝えていましたが、「未経験者では難しい」と言われ諦めていいました。しかしやっぱりデザインの仕事がしたいという気持ちが高まり、そんな時にたまたまHIGHTIDEの求人を見つけたのです。その時に初めて福岡の会社なのだと知りました。就職すると住む場所が変わってしまう事に躊躇したものの、先輩の後押しもあり、未経験ながら応募して入社という流れです。未経験だった分、入社後かなり苦労しました。

-最初に作った商品は?

今はもう廃盤ですが、蛍光色のブックバンドでした。仕事のやりとりがまずくて生産元の方に、怒られた苦い思い出があります。当時は自分的に「すごく怒られた!」という大事件だったのですが、今思い返すと無知な新人に助言したという感じでした。その方も昨年亡くなられて、生きているうちに直接お礼が言いたかったです。

-気に入っている商品は?
item_memo

『ムーミンタブレットメモ』http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/item-hd2433
『ムーミンタブレットメモ12個セット』http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/item-mm037

小さいメモが作りたいというところから始まって、以前よりあったマッチ型のカレンダーというのがあり、それを元にブラッシュアップしました。ムーミンの原画を編集してデザインとして、うまく落とし込む事が出来たのが嬉しかったです。

item_bookmaker

『ブックマーカー(フィル)』http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/item-gb180

刺繍をモチーフにしたしおりです。「フィル」はフランス語で「糸」という意味です。刺繍で何か作りたいという事から始まり、しおりに落とし込みました。自分の手書きの絵が刺繍に落とし込まれる過程で、思っていたとは別の方向性に、かわいく仕上がりました。

item_viewtainer

『VIEWTAINER』
CC24(http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/item-ez027
CC26(http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/item-ez028
CC27505(http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/item-ez029

海外のサイトで見つけた商品で、元は土木作業に使われていた釘などを入れる容器です。まずデザインの格好良さに魅かれ、文具雑貨としての用途を提案する商品として流通できないか、生産しているアメリカの会社に直接交渉し、HIGHTIDEで流通させて貰うことになりました。クリップ、糸、バンドエイド、ペットの餌など色々なものを入れて使う事が出来ます。

-ところでデザインに最初に興味を持ったきっかけは?

小学校から美術系の高校受験まで通っていた絵画教室が、とても影響が大きかったと思います。あと小学校の図画工作の授業がとても好きでした。美術高校に入って絵画の道に進もうと思ったのですが、周りの生徒の絵が上手すぎて敵わないと思い、絵画から方向転換してデザインの道を選びました。

-好きなデザイナーはいますか?

カラマリ・インク』、『青い月/ブルームーンデザイン事務所』 『なかにわデザインオフィス』など、福岡には良いデザイナーさんがたくさんいると思います。

-ちょっとそれますが、好きな映画や音楽はありますか?

デヴィッド・リンチの「イレイザーヘッド」、あとはデヴィッド・フィンチャー、PTA(ポール・トーマス・アンダーソン)も好きですね。監督独自の色調を持った作風に魅かれます。最近ではスペイン映画でカルロス・ベルムトの「マジカル・ガール」が面白かったです。あと「バス男」も好きですね!
音楽はイギリス人が好きです。BECKとかRADIO HEADとか。

-話は戻りまして、デザインをするうえでこだわっていることは?

やはり売れるというのが大きなモチベーションです。とにかく売れる商品を作りたいです!ベタですが担当商品をお店で見ると静かにテンションがあがりますし、これもモチベーションです。特に季節商品の手帳はお客さまの反応も見やすいので、買ってもらえるかどうかじっと観察してしまいます。

-では新商品の紹介をお願いします。

ヒットシリーズの『クリーニングクロス』の新商品です。マイクロファイバーで出来ていて、メガネやiPhone磨きに使えます。

item_cloth

『パン』http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/new/item-gz113
『ネコダンス』http://www.hightide-online.jp/fs/hightide/new/item-gz112

『パン』は手帳で一年前にやって好評だった柄を使いました。線画をあえてベタ塗りに変えたりして、目を引く色づかいに設定しました。「ネコダンス」は別のデザイナーに絵を描いてもらって、かわいく仕上がりました。
まだ販売していないですが、ブックマーカー(フィル)の新作として『猫』『ハリネズミ』が1月に販売される予定です。刺繍の方向で雰囲気結構変わるので、何度も調整を行いました。あと今は来春に販売開始する『キャリングケース』を準備しています。楽しみにしていてください!

-最後に、今後どういった商品を作りたいですか?

ロングセラー商品を作りたいです。あと、お客さんに「地味だけどよく見ると、これすごいな!発明だな!」と思わせるような商品を作りたいです。

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和田 尚武
HIGHTIDE店舗事業運営

1994年に福岡で生まれた文具雑貨メーカー「HIGHTIDE」の店舗事業を運営。2017年2月に薬院の本社1階に「HIGHTIDE STORE」をオープン。2017年9月に六本松蔦屋書店内に「CONERSHOP」をオープン。

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