AFRO FUKUOKA

AFRO BLOG

福岡の今をあれこれ更新

  • CULTURE
  • 2015.11.22 Sun

ENTRY TITLE

北天神 サブカル探訪 第1話「外見だけで人を判断しちゃダメ!」

TEXT BY 渕上 瞬

TEXT BY

渕上 瞬
ディレクター / オタク担当

⠁⠁⠘⠤⠤ ⠪⠪⠚⠐⠡ ⠨⠮⠴⠨⠮⠴ ⠹⠙⠴⠘⠱⠁⠘⠤⠤ (※お使いのブラウザは正常です。)

11996

サブカルチャーそのものを演出しようと考えました。

今回は、福岡を中心にサブカルチャー文化を発信している、フリーマガジン「OTAKU MAGAZINE」を発行しているUN limited JAPAN 代表 池田 浩士さんにお話を伺った。


普段はどのようなお仕事をされてらっしゃるのでしょうか。

僕はこれまでは福岡のエンターテイメント業界に身を置き、レーベルやプロダクションの運営、イベント企画、アーティスト育成、楽曲制作など行っていました。特にクリエイティブな事が好きなので、そのあたりを中心に仕事をさせていただいてます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

福岡、北天神でどのくらい活動されていたのでしょうか。

イベント開催などの期間を入れると約10年くらいですね。昔はライブハウスなどで出演もさせていただいていました。仕事や事業としてだけだと約5年くらいですかね。

要はいい意味で「なんでもあり」なんですよ。

福岡、北天神に対する思いなどがあれば教えてください。

北天神というか親富孝通り(旧:親不孝通り)も含めてですが、とにかく変わった街というか、変わらない街というか。色んなカルチャーを持った人が色んな形でエンターテイメントをしてるんですよね。ヒップホップやクラブシーンを牽引し活躍されてきた諸先輩方の伝統もはっきりと残っていますし、飲食店などは大手チェーン店があったり、コアな海外料理専門店がたくさんあったり、ラインナップはかなり面白いです。

そこに新しい風としてサブカルチャーが入ってきて。大きな流れでいうと、昔からその要素はあったんですけど、最近になって具体的に目に見えるまで、それは感じられるようになりましたね。

要はいい意味で「なんでもあり」なんですよ。面白ければ面白い人が集まるし、面白くなければただただ衰退するだけ。僕はそう思っていますね。

PB120099

OTAKU MAGAZINE の発行の経緯を教えてください。

話せば少し長くなるので、簡潔にお伝えしますが、いろいろな縁でサブカルチャー関係の楽曲制作を依頼していただけるようになった頃に、北天神エリアに進出してきた企業さんやお店の方々と会う機会が増えたんです。どなたも強い志とビジネスモデルをお持ちで、みんな口をそろえたように「これからはサブカルの時代」だって。確かに構想されているビジョンは凄くて、どんどん展開していくなーって関心して勉強させてもらっていたんですが、意外に思ったほど「派手」じゃないんですよ。結果はでているけど派手じゃない。僕はエンターテイメントに最大の魅力を感じる男として、派手さに欠けること、つまり外部に対しての影響力に欠けてしまうことは何故か「もったいない」と思ってしまうんです。

だからサブカルチャーをもっと派手に見せる事って何があるかなーと思って色々と置き換えてみたのが、舞台などで必要不可欠の「演出」でした。

僕は「素材が良ければ演出家次第でインパクトは何十倍にもなる」と思っていて、サブカルチャーそのものを演出しようと考えました。

そもそも凄い人達が凄いやり方で展開しているんだから、演出次第でそれをさらに強いインパクトで世の中に放てることは誰が見ても明らかで….明らかなのにもかかわらず、それを実際に創っている人がいなかったんです。

僕はクリエイティブが好きなので、これを創ってみようと思い、様々な人の力をお借りして何とかオタクマガジンを創刊しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OTAKU MAGAZINE の発行までのエピソードなどあれば教えてください。

本当にこれほどまで人に支えられて行ったクリエイティブな演出は過去にありませんでした。関わっていただいたすべての人とのエピソードがありますし、すべての人に心から感謝しています。

創刊なので、いわゆる実績がないんですよね。そんな僕たちに二つ返事で「掲載していいよ!」と言ってくれたお店もありましたし、交渉に交渉を重ねて最後に「未来に期待します」という言葉をいただいて掲載してくれたお店もありました。

だからこそ、オタクマガジンは絶対もっともっと多くの人に届ければならないんです。

OTAKU MAGAZINE は今後どのようになっていくのでしょか。

九州全域にエリアを拡大します。創刊号はオタクマガジン福岡でしたが、オタクマガジン九州と名実ともに言える媒体にします。今は強くこれだけ言えます。

最後に、何かあればどうぞ。

とにかく僕たちが知らないサブカルチャーの世界をたくさん知りたいです。サブカルチャーはサブなんかじゃないカルチャーだからここまで激しく盛り上がっていると思うんですが、今まさにこの瞬間も予想もつかないコンテンツや技術が生み出されています。それを読者さまに届けるだけでなく、届いたその先でまた新たなクリエイティブが生み出される事を未来に継承できれば、凄く面白い世界になるのではと思っています。

若い世代の人達が思いっきり「面白い!」と思った事を派手にやって欲しいと願います。


INFORMATION

次回のオタクマガジンは2015年12月25日発行。詳しくはこちら

1 2 3

TEXT BY

渕上 瞬
ディレクター / オタク担当

⠁⠁⠘⠤⠤ ⠪⠪⠚⠐⠡ ⠨⠮⠴⠨⠮⠴ ⠹⠙⠴⠘⠱⠁⠘⠤⠤ (※お使いのブラウザは正常です。)

OTHER BLOG

その他の記事