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  • 2018.2.27 Tue

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話題のバンド大集結!スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2018、福岡から開幕!

TEXT BY 川崎 雅宣

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川崎 雅宣
AFRO FUKUOKA 編集長

編集部のKISS

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みなさんこんにちは。最近はもっぱら無印良品のシャツばっかり着ている編集部のKISS、川崎です。ロックンロール!

どうすか福岡のみなさん。ロックバンド追っかけてますか。そうですか。追っかけてますか。良かった。そんな明太ロッカーズな福岡のみなさんなら参戦しましたかね。先日のBEAT STATIONで行われたスペースシャワー列伝JAPAN TOUR」。

今年も福岡を皮切りに全国9ヶ所をまわるこのツアーにお呼ばれしまして、AFRO編集部も取材させてもらってきました。ラッキー!

しかも、AFROだけ、特別に各バンドのオフショット提供してもらっちゃいました!

いや、もうほんと、特別扱いありがとうございます!スペースシャワーさん最高!ロックンロール!


てことで、今年もいいバンドがズンズン頭角を現してきているようです。仕事にかまけて…と言い訳しておきますが、この歳になると、なかなか新しいバンドって積極的に探しに行かなくなってきてます。でもYouTube垂れ流してると、若くてはちきれんばかりの才能をかき鳴らすバンドと出会いひとり震えたりするのです。私みたいなKISSおじさん(34)も。


とはいえ情報過多のこの時代ですし、イケてるバンドを知るって意味でも「スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR」は持ってこい。どのバンドもいつ大ブレイクしてもおかしくないわけですから。

だって、9mmとかtacicaとかandymoriとかモーモールルギャバンとかクリープハイプとかindigo la EndとかSHISHAMO、KANA-BOON、マイヘア、ネバヤン…挙げだしたらキリないけど名だたるバンドが過去出演してるわけで、もうほんとドラゴンゲート登竜門です。


うわあ、読み返すとほんと文字ばっかで申し訳。もうおっさんの年齢なので前置きが長くなりましたが、出演バンドはもれなく今年イケてるバンドって認識で間違いないので、アフターレポートですが、興味を持たれましたらぜひ曲を聞いて、飲みの席の話のネタに酒の肴に、若い才能あふれるバンドたちの布教活動をして応援してあげてください。

では本編。あ、オフショットは最後にまとめて。読み飛ばさないでね♡




Saucy Dog

本ライブの先陣を切ったのは、西日本各地出身のメンバーが大阪で出会い、2013年から活動を開始したギターロックバンドSaucy Dog

石原慎也(Vo/Gt)、秋澤和貴(Ba)、せとゆいか(Dr/Cho)の3ピースで、THE ORAL CIGARETTES、フレデリックらを輩出したMASH A&Rの2016年度オーディションでグランプリを受賞した、まさに“これから”を担うバンドが、疾走感あるナンバー「煙」から新曲への流れでバッチリ会場の導火線に火をつけてくれました。ベースとドラムの腹の底に来る感じが心地よかった。不摂生がたたったビール腹がズンズク揺れた。

そんでMCでは、初の全国ワンマンツアー開催に加え、2ndミニアルバムのリリースも宣言。やいやいや、ズンズンきてるマジで。ブレイクするよこりゃ。

そして新曲も交えつつ、Saucy Dogの代表曲と言えるメロディアスなバラード「いつか」へ。
もう感情の抑揚が。ヘタなドラマ見るよりドラマチック。

ていうかこの曲のMV、YouTubeで約250万再生ですよ。わかる、わかるよ。Vo.石原の声、すごくいいもの。優しいもの。そんで、共感してね!って押し付けがましくない。聴いてるみんなに寄り添うことができるような曲作りをモットーにしているそうです。結婚したら幸せにしてくれるに違いない。イケメンだし。もう今回の人生でどれだけ徳を積んでも彼のようには生まれ変われる自信ないわ。

で、「いつか」で観客の感情が耐震許容を等しくオーバーしたところで、ラストは「グッバイ」で締め。こんなん昨日までの自分にさよならする以外ないよ。いや、初っ端から盛り上がりました。ありがとうございました。




リーガルリリー

続いて登場したのは、今年唯一のガールズバンド、リーガルリリー。たかはしほのか(Vo/Gt)、ゆきやま(Dr)からなる東京都出身のバンドです。

空想のようでリアルな世界観を生み出す独特な歌詞ダイナミック且つ壮大な音の渦に観客を巻き込むライブパフォーマンスが特徴で、2016年10月に1st mini album『the Post』をリリース後、翌年3月には、あのASIAN KUNG-FU GENERATIONのトリビュート・アルバムに参加し、名曲「ムスタング」をカバーしたことで話題に。そして間髪入れずに7月には、2nd mini album 『the Radio』をリリースと、怒涛の勢い。

ライブでは一曲目の「トランジスタラジオ」から「ぶらんこ」「スターノイズ」とリーガルリリーらしさ全開。会場をざわつかせました。ほんとふたりともすごい。そんな華奢な身体のどこから…というような、溢れんばかりの生命力を具現化するような演奏。当然予習してたけど、なにこれ想像以上

MCは一転、気が抜けるような可愛らしさで会場ほっこり。初めて福岡に来たそうで、初めて高速道路で運転したそう。んで「初めてのことをたくさんありがとうございます」だって。思わず笑ってしまった。

昨年末にチャットモンチーの「完結」が発表されて、ひとつの時代が終わるんだなと感慨に浸っていたのも束の間。ガールズバンドシーンものすごくアツくなってる。そしてなんと、ここで初めて公言したそうですが、リーガルリリー、ただいま新譜のレコーディングに入っているそうですよ。いやこれ楽しみでしかないわ。

そして全霊をぶちまけたライブの最後は、1st収録のキラーチューン「リッケンバッカー」

これもYouTube約250万再生。いや、YouTubeが価値の全てってわけじゃないですけど、やっぱ判断基準にはなると思うので一応。川崎的には神曲です。かっこよかった。ライブ終わったあとも会場ざわついてたな〜

後半の2バンドもアツい!

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川崎 雅宣
AFRO FUKUOKA 編集長

編集部のKISS

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