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AFRO FUKUOKA

春よこい!GLOVER MISTERY REPORT

  • 本日の登場人物は、“しっかりもので誰とでもすぐに打ち解けられる人気者タイプ”のゆきちゃんと、“人見知りで大人しめの年下長身痩せ型塩顔男子”のやすくんです。肩書き長い!
    そして舞台は、今年の7月に『明治日本の産業革命遺産』のひとつとして新たに世界遺産登録された、旧グラバー住宅を擁するグラバー園。幕末から、極めて短期間のうち様々な産業が生まれ、飛躍的に発展を遂げた明治日本。そこにはふたりの関係を進展させる『謎』もたくさんあるはずです。

  • 早速、どストレート真っ向勝負の豪腕外国人投手のような“年下の土足かわいい節”が炸裂!編集長!よくわかんないけど、もうなんだかとりあえず今日は会社休みます。まあ、なんかよくわかんないけどね…。
    そんな気分よね…。

  • ってあらやだ似合う♡散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がするってか?叩いてやろうかこの野郎♡
    …いかんいかん。つーことで、ここ最近個人的に一番謎だった『土足かわいい年下男子』は、確実に年上女性との距離を近くすることが分かりました!※通常の男性用衣装は軍服となります。

  • 素敵な衣装に着替えてから、まずふたりが訪れたのは、旧オルト住宅です。家の前の噴水、きれいやなあ☆洋風建築ってすっごく素敵です。ゆったりしたベランダも雰囲気最高!ちなみに私のリサーチによると、旧オルト住宅前のこの広場はガーデンウェディングに使えたりするらしいですよ♡くぅ〜!たまんね♡

  • 旧オルト住宅の裏には使用人の部屋と台所の別宅、倉庫、そして崖には謎の鉄の扉が…。
    実はこれ、崖をくり抜いて作られた天然の貯蔵庫なんです☆まだ当然冷蔵庫もない明治の初期、通年20度前後を保つことができたこの貯蔵庫は大変贅沢なものだったのだとか!それにしてもやっぱ冷蔵庫って便利だよなぁ〜。いつでも冷たい麦茶が飲めるもんね♪…おや?ふたりもどうやら秘密を共有して盛り上がっているみたい。
    やはり、謎とひんやり冷たい暗闇は男女の仲を急接近させるようです♡ここでひとつアドバイス!塩顔文化系土足かわいい年下男子は、だいたい洞窟やほら穴、ダンジョン、重い鉄のドアが好きなもの。無邪気なふりして「私、ジブリだとラピュタが好きなんよ〜!バルスバルス☆」と男子の冒険心をくすぐればなおGOOD!100%「こんなところに…女の子の子鬼までおるわい」と言ってくるので超盛り上がります。
    ※通常は貯蔵庫の中は公開されていません。今回は謎投入のため、特別に撮影させていただいています。

  • 続いて向かったのは旧リンガー住宅。長崎の上水道建設や外国との貿易、代理店、製茶、製粉、発電など、現在の日本の礎となった様々な事業を手がけたフレデリック・リンガーさんのおうちです♪この前庭から眺める長崎の港はほんと格別!旧グラバー住宅とともに明治日本の産業革命遺産に登録された造船所や、アジアからやってきたマンションみたいに大きな船も一望できるんですよ☆

これらのカトラリーには、どれもナガサキホテルリミテッドのイニシャル『NHL』が刻まれているのですが、ナガサキホテルの閉館後に「NARA HOTEL(NH)」に使えるんじゃない?ってことで売却されたという説があるそうです!う〜ん、なんかすごい☆

ヤスくんも食器に釘付け!素直に驚いた感情を表現できるってことは、関係も親しくなってきた証デショ♡謎がまたひとつ、ふたりを近づけたみたい!

建物内には、かつてリンガーさん率いる投資家グループが作り“極東一豪華”と謳われた「ナガサキホテル」で使用されていた金器、銀器のカトラリーが展示中。でも、実はこれ、なぜか2013年6月に改装中だった奈良ホテルの倉庫で発見されたんだとか!ん〜〜?…なんで?

  • やっぱり締めは、世界遺産となったばかりの旧グラバー住宅へ。海外との貿易で日本の夜明けを照らしたグラバーさん。まだ見ぬふたりの未来も照らしてプリーズ!

グラバーさんにまつわる秘話でも最も有名なものと言えばやっぱこれ☆日本のビール産業の開拓です。実は、日本人なら誰でも知ってる、あの『キリンビール』の前身である『ジャパン・ブルワリ・カンパニー』を創設したのは何を隠そうグラバーさんご本人なのです!スゲ〜!そして、あのシンボルマークの麒麟は旧グラバー住宅の温室に座っている狛犬ちゃんがモデルで、そこにグラバーさんのトレードマークであった太い口ヒゲが加えられたとも伝えられているのです。いや〜、こんな素敵な謎を聞いちゃったら、やっぱり喉が乾いてきましたよね?

ここでひとつ、「僕、ビール党なんです」と言えば、100%「え?じゃあこのあと中華街で一杯ひっかけよっか?銘柄はやっぱキリンで決まりやね!」と言ってくるので超盛り上がります。

  • 今から約150年前に建てられた日本最古の木造洋風建築であるこのグラバー邸。建築当初は日本が変わろうとしていた時代!そんな時代背景に伴い、外国人居留地だったこの南山手のグラバー邸にも多くの幕末の志士たちが行き来していたそうです。そして現存しているこの建物には、その名残といえる『隠し部屋』があるのです!ですが、この隠し部屋が作られたのは、様々な調査により明治中期以降という事実が判明したのだそう。つまり、この部屋ができた時代と維新を生きた志士たちの時代は異なるということ!!記録に残っている長州藩からのインタビューでは、グラバー自身が幕末の志士たちを匿ったと語っています。これは一体どういうこと??そもそもグラバー邸は、建設当初のL字型の建物に増改築が繰り返されて現在の形へと変わっていったもの。そしてその途中、ほんのひと時の間「慶応年間」のタイミングに、グラバー邸の傍に不思議な建物が建ちました。それは、一見普通の2階建の建物。でも、2階への階段が外に付いていたのに、その階段では行くことが出来ない場所に中2階があったのだそうです。ここで、もしかすると幕末の志士たちを匿ったのは、この外からは見えない不思議な構造の中2階だったのではないか?という推測が生まれました。

この不思議な構造の建物は、何年に建てられたかという詳細は不明なものの、明治3年までには建て替えられていました。つまり、現在隠し部屋とされているのは、志士たちの時代よりもずっと後に作られた、ただの屋根裏部屋であり、本当の『隠し部屋』は現在の大食堂のあたりにあり、今はもう失われてしまったのでは?という説があります。歴史の真相はいかに?いや〜!不思議〜〜!!これは超盛り上がる♡ディベートしたい〜♡
※この記事の考え方については諸説あります。ここは元々外国人居留地。治外法権であるこの地で、そもそも武士たちを 匿う必要はない。というもっともな説もあります。

さあ、いかがでしたか?なんだか羨ましくなるくらいに『謎』は恋を引き寄せてしまったみたい。ということで、今回の調査結果はこれにて終了です!さあ、学会への発表用にレポートをまとめなければ…っとっと!

  • おやおや♡おふたりさん、私服に戻ってボーナスステージ突入ってか?叩いてやろうかこの野郎♡それでは最後に、謎の多いグラバー園で現在開催中のロマンティックなイルミネーションをみなさんにもおすそ分け♡まあ今回のレポートのなかで何が一番の謎だったかっていえば、やっぱ今も昔も、男女の恋沙汰の行方やね☆うっふふ♡バイビー☆

  • 街の灯りとグラバー園のイルミネーションが織りなすこの時期限定の光の競演をお楽しみください。くわしくはこちら

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