VOICE 来福した旬な著名人にお話を聞いてきました。
VOICE TITLE
俳優
1989年熊本市生まれ。 企画・進行管理担当/夢見る少女じゃいられない'16
すらりと伸びた背丈に、アンニュイな表情がなんともフォトジェニックで、見る人を惹きつける坂口健太郎さん。メンズノンノモデルとして活躍のほか、人気ドラマや映画にも数多く出演し、注目株の若手俳優としても呼び名が高い彼が、映画「君と100回の恋」のプロモーションで来福。劇中の制作秘話などを交え、完全オリジナルストーリーだからこそ光る若き先鋭の魅力に迫った。
映画「君と100回目の恋」
7月31日、誕生日の夜。ライブがうまくいかず落ち込む葵海(miwa)は事故にあってしまう。しかし、気がつくと葵海は教室にいた。日付は事故の1週間前ー。動揺する葵海にバンド仲間であり幼馴染の陸(坂口健太郎)が言う。「秘密を教える。俺、時間を戻せる。」葵海の運命を変えるため、陸は時間を遡るレコードを使い、何度も時を戻していたのだ。
モデルをメインにしていたころは福岡のショップのショーとかで2ヶ月ごとくらいに来ていましたよ。やっぱり福岡に来たら明太子!というイメージ。海鮮料理のお店も美味しくて何度か行きました。
物語の前半、陸は人と壁を作り、すこし上から物事を見ている印象ですよね。でも後半になるにつれ、葵海やバンド仲間と打ち解け、徐々に素の自分が表れたりして、その一生懸命さが可愛らしくも見えるんじゃないかなと思います。撮影中は監督からも「坂口くんはどんな風にこの場面を読んでる?」と聞かれることがあったりして、原作がないだけにイメージを寄せて、一緒に陸という存在を作り上げました。
僕も初めて会う人とは距離をとってしまいがちで、気心がしれてくれば、心を開くので、陸の気持ちと重なる部分を感じました。
そうですね、男の人ってみんなそうだと思いますよ。女の子の前だとつい自分の良いところを見て欲しい!と頑張ってしまいますよね。
「この時に戻りたい!」というのがないんですよね。もちろん、失敗したと思う苦い経験はあるんですが、それをやり直してしまうと今のリアルな自分がなくなってしまう。100%完璧な人っていないから、失敗してもいいんだって考えてるんです。
クランクインの半年前からギターを渡されて、1〜2ヶ月前に集中してがっつり練習しました。撮影現場の岡山に入ってから、現場の雰囲気や役を演じる中で自然に弾いているうちに、上達していったんだと思います。僕は劇中でmiwaが演じる葵海にギターを教えるというシーンがあるのですが、実際は逆でmiwaに教えてもらっていました。ギターだけでなく作曲の裏側を聞いたりして、アーティストの方が相手だから聞ける話をしたことはギターの腕前だけでなく、役を演じる上でも影響していると思います。
ギターもバンドも練習は大変でしたが、楽しかったというのが素直な感想です。竜星(涼)くんや(泉)祐希くんとスタジオに入って練習して、演奏し終わったあとに3人で顔を見合わせた瞬間とか楽しいですね。バンド練習でmiwaが最初に入った時は緊張して上手く演奏できなかったり、苦労もありました。劇中で歌を披露することは緊張はなかったですね。バンドのみんながいたこともあって心強かったのかも。でもギターを弾きながら、歌を歌いながら、陸を演じるという3つのことを同時にすることは難しさを感じました。
バンドのライブシーンは全部で3日間撮影しました。それだけライブシーンは劇中に出てきますし、物語のキーになる部分。さらに最初のライブから、何度も時を遡ったあとの陸は心情に大きな変化があります。演じる上でも気持ちに変化をつけることを心がけました。
一度だけでなく、何度も見ることのできる映画だと思います。「あのとき陸はこんなことを考えていたのかな」と気持ちを思い描いてもらえると嬉しいです。いっそ気になる人と一緒に観るといいんじゃないかな!女性がドキドキしたりキュンとしたりするシーンがたくさんあるし、男性も見ると「今あることをもっと大事にしなきゃいけない」と気づかせてくれる部分もあるので、効果あると思いますよ!(笑)
ヘアメイク:廣瀬瑠美/スタイリスト:石井大
『君と100回目の恋』大ヒット上映中!
(C)2017「君と100回目の恋」製作委員会
▼映画情報の詳細はこちら
http://afro-fukuoka.net/archives/culture_info/kimi100
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