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• 2017.4.14 Fri

こんにちは！
映像ディレクターの木綿達史です。
（随分前からこのコーナーへの寄稿をご依頼頂いてたのですが、寝かし続けてはや数ヶ月。。ホント、すみません！）

と、いうわけで第一回目、まずは簡単に自己紹介を。 僕の仕事は、映像を作ること。 TVCM、PVなどの映像の監督として、スタッフをまとめながらクリエイティブの方向性を決めていくのが役割です。

普段はKOO-KI（空気）という福岡を拠点に活動する映像クリエイティブスタジオを経営しながら、実写、CG、アニメーション、インタラクション、ドラマなど表現を問わず映像を中心としたクリエイティブの企画・制作を行っています。

そんな掴みどころのない活動からか、いつも、「なんで福岡を拠点にしてるの？」「謎だよね」なんて言われることも多く、せっかくなので、これからここで、僕の仕事周辺、KOO-KIというクリエイティブ集団周辺のあれやこれを発信していければと思っています。
ぜひ楽しんでくださいね。

さて、そんな今回は、僕の普段の仕事からちょっとだけご紹介。

皆さま『SUSHI POLICE（スシポリス）』というアニメをご存知でしょうか？
大勢の福岡のクリエイターが制作に関わって出来上がった、いわば、“メイド・イン・福岡”なアニメなんですが、ポスターが公開されるやいなやカンヌ国際映画祭のフィルムマーケットでポスター賞を受賞。
国際的なアーティスト、OK Go と Perfumeがアニメエンディング曲を担当し、東京でテレビ放送された後には、深夜アニメとしては異例の劇場(映画館)公開。
海外動画配信でも話題になったアニメーションです。

これは、映画「おくりびと」「十三人の刺客」などを生んだ東京の映画製作会社セディックインターナショナルさんと僕が、共に苦心を重ねて練り上げ、僕自身監督もつとめさせてもらった、お仕事。

そんな、メイド・イン・福岡なアニメが、今回、より福岡らしい趣になって生まれ変わり、福岡ローカル（KBCさん）でTV放映されることになりました。

それは、アニメ全１３話を九州の方言で吹き替えた九州ローカライズ版。
「SUSHI POLICE めんたい風味」と名づけました。

ジャパニーズ・アンチヒーロー『SUSHI POLICE』

「SUSHI POLICE」とは、かつて日本政府が海外メディアからバッシングされた「スシポリス事件!?」に着目し、もし本当にスシポリスが成立していたら…、という思いから制作をスタートしたアニメです。

※スシポリス事件とは…海外での間違った日本食の蔓延を危惧した政府が日本食店を認証制度創設を発表したところ、「スシポリスがやって来る！」と海外メディアが一斉にバッシングを展開、日本政府が実施を見送った。

かねてから日本だけでなく海外にも楽しんでもらえるブラックユーモアな映像を作りたいと思っていた僕にとって、スシポリスはぴったりのテーマでした。

主役のスシポリス、メガネ3人組。

世界各地で間違った寿司を取り締まっていく、ブラックユーモア満載の奇想天外アンチ・ヒーロー物語はそのままに、実は九州出身だった声優陣に、ネイティブな九州弁を存分にふるってもらいました。

スシポリスを妨害する謎の美女、サラ

九州で生まれたアニメだけに、いつか、九州ならでは形で、違った届け方はできないか・・・と思っていたので、すごく嬉しいです。

「SUSHI POLICE めんたい風味」はKBCにて4月15日(土)より放送開始。

いい機会なので、これからしばらく、九州産アニメ「SUSHI POLICE」についても、語っていきたいと思いますが、続きは、また次回。

ひとまずは今週4月15日(土)放送 第1話。 アニメを見ながらこちらも読んで頂けると、より楽しんで頂けるんじゃないかと思います。

ぜひご覧ください！

ちなみにこの「SUSHI POLICE めんたい風味」、制作風景を密着取材いただいた「ドォーモ」が来週放映予定です。

ご都合合えば、こちらもぜひご覧くださいね。
次回は、メイドイン福岡！についてお伝えします。
それではまた！