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CULTURE INFO.
絵を描かない監督がどのようにして歴史に残るアニメーションをつくったのか。他のクリエイターたちとの交流や共同制作の過程を通して明らかにします。
ジブリ作品の監督として知られる、高畑勲初の長編演出(監督)は、「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968年)でした。悪魔と闘う人々の団結という困難な主題に挑戦した高畑は、その後つぎつぎにアニメーションにおける新しい表現を開拓していきます。本展のビジュアルにもなっている「かぐや姫の物語」は、彼が最後に残したアニメーション。水彩画のようなタッチと生きる意味を考えさせられるメッセージは、日本のアニメーション史において語り継がれる名作です。
本展覧会では、絵を描かない高畑の「演出」というポイントに注目し、多数の未公開資料も紹介しながら、多角的な作品の世界を4章構成で展開し、その秘密に迫ります。
「赤毛のアン」セル付き背景画
©NIPPON ANIMATION CO. ,LTD.“Anne of Green Gables” ™AGGLA
「火垂るの墓」色指定
©野坂昭如/新潮社,1988
作品にかける想いや背景を知れば、作品の魅力はさらに深みを増していくはず。日本人におけるアニメーションのあり方をも考えさせられる展覧会をお見逃しなく!
※詳細に関しては運営元に直接お問い合わせください
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