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今年も桜満開の日は、雨だった

最近グッとあったかくなり、桜も咲きましたね。 しかしながら満開の時期には決まって雨が降るアンラッキーな年が２年連続な気がします。 せっかく咲いた桜を、傘をさしながら見上げる光景を、今年もそうしながら、 「去年も同じことをしていたな」と、首筋に不意に入ってきた雨水に驚きながら思い出しました。

「あったかい太陽の下で、桜を楽しみたい」

願望を超えて、もはや「日本人たるもの」的な使命感となりつつあるこの感情は、 叶えられないと悔しさいっぱい。花見の機会を逃したあまりに悔しさがこじれ、友人宅にこもり、なぜか唐揚げをこんもり食べるという摩訶不思議な行動をやってのけた自分にこれまた驚かされたのは、つい先日の話でした。

でも大丈夫。 福岡には今年お花見を楽しめなかった…そんな人の心を慰めてくれるとっておきのスポットがあるのです！

”桜色”が印象的に灯る、 開放的で存在感バツグンのカフェ「rejoyce」

渡辺通・桜十字福岡病院が目印。rejoyceは病院の1階にあります。 お店はガラス張りで、まるで外にでもいるような、たっぷりと陽の差す明るい空間です。 晴れた日も、雨の日も、とても明るくてあたたかい。桜色のライトが印象的に灯り、晴れた日にお花見をするがごとく華やかな気分にしてくれます。

今回注文したのは、先日悔しながらに友人宅で食べた唐揚げ。同じ唐揚げながら、ここなら同じ室内でも、こんなにも晴れやかな気持ちでいただけるのだから不思議です.週替わりで変わるソースとカラッと揚がった唐揚げに、今日はパクチーが乗っています！

福岡市は昨年１２月にミャンマーのヤンゴン市という都市と姉妹都市になりました。「カジュアルにヤンゴンの料理を楽しんで欲しい！」ということで、日替わりのソースがヤンゴン風になっていたようですね。「ヤンゴンってなに？」という方はコチラへ。

ソースは「タマリンドソース」というヤンゴンではおなじみのソースで、タマリンドという果物に、ナンプラー、パクチー、ニンニクにレモンを加えたエスニックなソース。たっぷりと唐揚げにディップ。

※添え物・ソースは週代わりのため変動します

揚げたてなので、「外はカリッ、中はジュワッ」の理想的な食感。たっぷりのソースが加わることで、一層ジューシーでした。唐揚げとスパイシーかつ甘酸っぱいソースとのベストマッチなお味に、ついついごはんが進みます。

ごはんは白米・五穀米から選べ、しっとりとしたわかめにしそが香る、風味豊かな「しそわかめ」が付いてきます。オーナーさんご出身の山口・萩の一品で、こだわって提供されているのだとか。こちらもお好みで、たっぷりといただけます。

食べ終わると本当にお腹いっぱい。気がつけば夢中で食べてばかりいた自分を、セットのアイスジャスミンティーがホッと一息つかせてくれました。ドリンクは８種類の中から選べ、食後の余韻すら楽しませてくれます。

桜が散るのは悲しいですが、追って顔を出す葉桜を見るたびに、新しく巡る季節への期待で、毎年密かにわくわくしてしまいます。春も楽しいのは、きっとこれからです。今週末はどうか、晴れますように。