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  • 2019.1.25 Fri

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humプロデュースの彫金教室『WORKSHOP NANOKAWA』で指輪ワークショップ!

TEXT BY カタヒラユミ

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カタヒラユミ
編集(アシスタント)

1998年鹿児島県曽於市出身。レトロなものとハンバーグが好きです。

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「記憶に残るジュエリー」をテーマに、品質の良さとデザインのバランスにこだわり、独自の世界観を築いているジュエリーブランドhum。
そんなhumがプロデュースする彫金教室『WORKSHOP NANOKAWA』が今年2月1日、福岡市那の川に新しくオープン!

ひとりひとりのニーズに合った実践的で新しい彫金教室

WORKSHOP NANOKAWAは、一人一人の「作りたい」「学びたい」に合致した内容を選べるのが特徴。 決まったカリキュラムに沿って進める彫金教室が多い中、WORKSHOP NANOKAWAでは一人一人の作りたいもの、学びたいことに合わせた授業を受けることが可能。 自分のニーズにあった彫金を作る・学ぶことができるのです!

そしてもうひとつの特徴は、humの現役職人さんが講師を務めるということ。 humで培った技術をもとに職人さんが直接指導してくれるため、より本格的で実践的な彫金が学べます!

そんな彫金教室「WORKSHOP NANOKAWA」のオープンに先駆け、プレワークショップが行われているとの噂を聞きつけ、 編集部のカタヒラと豊住の二人が早速彫金体験しに行ってきたのでその模様をレポート!!

今回ご指導いただいたのは、humの現役職人である小野さん!
彫金は全くの初心者の編集部2人、人生初の彫金体験にドキドキソワソワ…
小野さん、ご指導よろしくお願いします!!

1.デザイン決め

ということでさっそく彫金ワークショップ開始です!今回挑戦するのは指輪。
まずは自分が作りたい指輪のデザインを決めるところから!
素材は【シルバー】と【ゴールド】の2種類、デザインは波のようなうねりが特徴の【ウェーブ】と、ねじれたデザインの【ツイスト】の2種類から選べます。

今回片平はシルバーのウェーブ、豊住はシルバーのツイストを、それぞれ違ったデザインをチョイス!

2.サイズ採寸

デザインが決まったら次は自分の指輪のサイズを採寸。
サイズの見本を順にはめていき、ゆるめぴったりめなど自分の好みに合わせて、丁度良いサイズを当てていきます。 付け外ししていくうちに徐々に指がむくんでくるので、はめた時の最初の印象が大切なんだそう…。

指輪のサイズが決まったら、いよいよ実際に作業に入っていきます!
指輪の材料となるのは四角の銀の棒。この状態からどんな風に指輪に形成されていくのでしょうか・・!

[ウェーブ] 3.角を落とす

第1工程はウェーブとツイスト、それぞれ違った作業を行います!
ウェーブはまず、先ほどの四角の銀を、トンカチを使って角を落としていきます。 丸くなるように意識しながらコンコンコンコン・・・と。しつこく叩くのがポイント。 また、角を落とすと同時に、表面を何度も叩くことで凸凹とした模様をつける目的も◎

[ツイスト] 3.ねじる

続いてツイスト。 ツイストは木槌では叩かず、ローラーで銀の棒を平たく伸ばしていきます。 そして平たくしたものを、ハンドドリルという工具を使ってツイストの特徴である“ねじり”を作っていきます。 ハンドルを回すと、あっという間に綺麗なねじねじが!

4.なます

第一工程が終了したら次は、硬くなった銀を柔らかくする作業。ここからはツイストとウェーブ同じ工程を行います。
バーベキューでも使う家庭用のガスバーナーを使って炙り、銀が柔らかくなる温度600℃になるまで熱します。炙っていくうちに徐々に銀が赤くなってくるので、それが大体600℃になった証拠。火を止めて水に入れると銀はジュッ!!と瞬時に冷め、すぐに手で触れるほどに。
この一連の作業を彫金用語で「なます」というのだそう。

5.サイズ調節

銀をなまして加工しやすくしたら、指輪の形に形成していきます。 使うのは下に向かって太くなっている形が特徴の芯金という棒状の道具。 大体のサイズに丸めたものをこの芯金に上から通し、自分のサイズが記載されたメモリまで移動させることによってサイズの調節をしていきます。

6.余分な部分をカット

サイズを調節したら、板に切れ目が入ったすり板という道具の上に指輪を置き、左手でしっかり固定しながら糸のこを使って余分な部分をカット。 これがなかなか初心者には難しい作業で、切り損じてバリが出る方が多いのだそう、、、

慣れない糸ノコにぎこちない手つきの編集部2人… 万が一勢い余ってもすり板の切り目の終わりで歯が止まるので安心・・・です。(ある程度)

7.切断部を接合

そして無事切断できたら次は、同じ銀でも溶ける温度が通常より早いロウ材という銀を使って切断部を繋げます。
リングの切断部の上にロウ材を置きバーナーで溶かすことで隙間にロウ材が流れ込み、それが固まることによって接合されるという仕組み!

1mmほどの小さなロウ材をヒョイっとリングの上に乗せる小野さんをお手本に試みますが、これがめっちゃくちゃ難しい!!なかなか乗せることができず苦戦…この作業が一番の難所でした…。(職人さんすごい)

8.酸化膜を剥がす

専用の薬剤に指輪を浸し、表面の黒い酸化膜を剥がします。 酸化膜を剥がすと、銀は本来のピカピカな色に!

ワークショップいよいよ終盤!完成に近づいていきます…

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カタヒラユミ
編集(アシスタント)

1998年鹿児島県曽於市出身。レトロなものとハンバーグが好きです。

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