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  • 2016.9.8 Thu

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熊本のヴァイタリティを感じて欲しい。おすすめ映画-『うつくしいひと』

TEXT BY 田中 月

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田中 月
編集アシスタント

キラキラネームじゃありません。セーラームーンや夜神ライトが好きとかそういうわけでもありません。歳に似合わず中身が老けていると、年齢詐称を疑われる日々と戦っています。

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熊本出身の行定勲監督が、故郷・熊本を舞台に初めてメガホンをとった、映画『うつくしいひと』。ノスタルジックで美しい熊本の情景の中、物語は繰り広げられる。

10/2[日]開催のハートフルフェスタで本作が上映されると聞きつけ、九州で育った私としては故郷を深く知る上でぜひ観たいと思ったのでした。

熊本が、奮起しているこのタイミングでこの作品と出会えたのは、ものすごく運命的というか、熊本が必ず立ち上がり美しい景色がまた観れることを意味している、そんな気がします。

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大学生である透子のもとにやってきた、謎の男。透子におすすめの本を訪ねた男は、透子が悩む姿を見て「若い女は美しい。でも、老いた女はもっと美しい」という言葉を残し去っていった。そんなとき、本屋にやってきた友人の田上から「透子ちゃんのお母さんが怪しか男につけられとったとたい」と聞かされ不安に思った透子は、翌日、問屋街の倉庫の2階にある「玉屋末吉探偵事務所」を訪ねる。玉屋と2人で、母・鈴子を援護するため見張りを続けていると、透子の携帯に「お母さんばつけてた男が目の前におっとたい!」 と田上からの情報が入る。急いで2人は玉屋のクラシックカーに乗ってその現場に行くと-。
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撮影は全て熊本で敢行されており、震災前の名所旧跡が数多く出てきます。熊本の一大パノラマをぜひ目に焼き付けていただきたい。メインビジュアルでも使用されている草千里の稲穂畑の場面は美しさにため息が出るほど。

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監督

また、行定監督をはじめ、nano universeと設立したブランド”ENGLATAILOR by GB”のディレクターもつとめるスタイリスト・馬場圭介、主演に橋本愛、探偵の玉屋役に高良健吾など、本作に携わる方々が揃って熊本人。映像全体に「地元愛」や「熊本魂」をひしひしと感じる作品です。

そして、忘れらんねえよの主題歌が人情味があって良い。「生きる理由さ」という歌詞が、1日1日一生懸命生きること、人生を過ごす意味を教えてくれる気がしました。

熊本の暖かさ、たくましさを感じる作品です。観ると必ず熊本に行きたくなります。明日を強く生きる人の魂をぜひ感じてみては。

10/2[日]ハートフルフェスタ福岡2016
『うつくしいひと』特別上映会

1回目上映 12:00〜
2回目上映 14:00〜
料金:入場無料
会場:福岡市庁舎15F

《映画監督》行定勲トークショー
日時:10/2[日] 14:50〜15:30

◆ハートフルフェスタの詳しい情報はコチラ

『うつくしいひと』
http://kumamotoeiga.com/
監督・脚本:行定勲
脚本:堀泉杏
出演:橋本愛 / 姜尚中 / 高良健吾 / 米村亮太朗 / 石田えり ほか

©2016 くまもと映画製作実行委員会

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田中 月
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キラキラネームじゃありません。セーラームーンや夜神ライトが好きとかそういうわけでもありません。歳に似合わず中身が老けていると、年齢詐称を疑われる日々と戦っています。

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