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本展ビジュアル
今から100年前のチェコで、カレル・チャペック(1890-1938)は、技術の革新的発展により変わりゆく世の中に対して、鋭い洞察に満ちた戯曲『R.U.R.』(1920)を書き、「ロボット」という言葉を世に出した。
カレル・チャペックは、新聞記事、戯曲、批評、旅行記などを執筆する一方で、画家である兄ヨゼフ・チャペック(1887-1945)とともに、日本でもロングセラーとなっている『長い長いお医者さんの話』(1932)や『ふしぎ猫プドレンカ』(1929)などの優れた童話作品も数多く残している。
「ロボット」という言葉の誕生100年を記念して、チャペック兄弟による幅広い創作活動の中から、絵本・ブックデザイン・舞台に関する創作を展示。カレル・チャペック記念館、チェコ国立文学館、チェコ国立博物館などの協力によって、日本でもファンの多いヨゼフの絵本原画や装丁本に加え、カレルによる『ダーシェンカ、あるいは子犬の生活』(1933)の写真やデッサン、そしてこれまで日本でほとんど紹介される機会のなかった『R.U.R.』の舞台美術のパネル展示などにより、チャペック兄弟の色褪せない魅力的な作品世界を見ることができる。
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※詳細に関しては運営元に直接お問い合わせください
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