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上: 椅子《41 アームチェア パイミオ》 アルヴァ・アアルト/1931−1932年/アルテック 個人蔵 ©Artek
下: テーブルウェア《Runoシリーズ》 ヘイニ・リータフフタ/2009年/アラビア © ARABIA
シンプルかつモダンで洗練されたデザインと機能美。その中にも自然への敬意とあたたかさが感じられ、朗らかな色彩が特長の北欧デザイン。今や世界を代表するデザインのひとつであり、日本でも例外なくその人気は高い。
そんな北欧デザインと称されるデザインの中に、フィンランド・デザインがある。世界中から愛されるキャラクター・ムーミンや、インテリア・ファッションなど大人気のマリメッコ。街ではすっかりおなじみとなった両者が、フィンランド発祥だということをご存知だっただろうか。
フィンランド独立100周年を記念して、多くの人々に愛され続けているフィンランド・デザインを紹介する展覧会を福岡市博物館で開催。「森と湖の国」と言われる自然豊かなフィンランドは、夏は白夜、冬は極寒という人々が生活をするには大変厳しい環境下。しかし、フィンランドに住む人たちは、昔から自然と共に生き、その生活の中から楽しみを見い出しつつ日々の暮らしを送って来た。その創造の源となっている「自然と人間との調和」を重点とした考え方こそが、永く愛され日常で使われ続けるような、今日のデザイン作品を生み出した。
今回は100年に及ぶフィンランド・デザインを6つのセクションに分け、巨匠・名工・異才たちによる作品とともに、デザイナーを支え育ててきた企業や各時代の主要なデザイナーに焦点を当てた展示を展開。
開催中にはワークショップや講演会・講座を交え、フィンランド・デザインに触れ、より深く知り、楽しめるイベントも充実。1月開催のものは12月下旬までの予約が必要なものもあるため、急いでチェックを。
見ているだけでも明るく、晴れやかな気持ちになれるフィンランド・デザイン。その不思議なチカラに触れられるこの機会をぜひ、お見逃しなく。
※詳細に関しては運営元に直接お問い合わせください
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