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太宰府天満宮では、フィンランドとつながりの深い二人の日本人アーティスト 陶芸家・石本藤雄と、写真家・津田直による 「太宰府、フィンランド、夏の気配。」を開催。
宝物殿では「実のかたち」と題し、太宰府天満宮の象徴である梅の実や夏に旬を迎える冬瓜、あるいはヤマモモ、ブドウ、 木苺、南天の実をモチーフとした石本藤雄の陶器作品を、今回施設自体も特別公開となる文書館では「辺つ方(へつべ)の休息」と題して、北欧の人々が短い夏を楽しむサマーコテージやフィンランドの離島に到来する初夏を写し取った津田直の写真作品を展示。それぞれの作家が向けるまなざしを通して、自然が息づく夏のはじまりをご体感できる。
文書館前の菖蒲池では、水無月の季節の訪れを告げる花菖蒲 (約55種3万本) も6月上旬〜中旬に見頃を迎え、夜間にはライトアップも。アートとともに境内の自然も合わせて、”夏の気配”を十二分に感じられる展覧会となっている。
また展示会オリジナルグッズとして、本展示会のための津田直撮りおろし作品をあしらったポスター、石本藤雄の陶器作品をモチーフにしたトートバッグやステッカーなども販売され、日常にそっと夏の色を添えてくれるような”メローな味わい”のグッズも楽しめる。
爽やかな気配をたっぷり吸い込んだ作品と風が心地よい、初夏の太宰府天満宮へ足を運んでみては?
[EXHIBITION]
▶宝物殿
石本藤雄 陶展「実のかたち」 Fujiwo ISHIMOTO ーShape of Fruitsー
陶芸家 石本藤雄が、フィンランドでつくる。
▶文書館
津田直 写真展「辺つ方(へつべ)の休息」 Nao TSUDA ーTranquility at the Shoreー
写真家 津田直が、フィンランドを撮る。
[ARTISTS]
▶石本藤雄
テキスタイルデザイナー、陶芸家。1970年よりヘルシンキを拠点に、1974年から 2006年までマリメッコ にてデザイナーとして活躍した後、1989年からはアラビア社アート部門において陶芸作品を制作。フィンランド政府工芸工業賞、カイ・フランク賞など受賞歴多数。
▶津田直
写真家。世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている。2001年より個展を中心に多数の展覧会を開催。2010年、芸術選奨新人賞美術部門受賞。2012 年より東京と福岡の二拠点にて活動。
http://tsudanao.com
※詳細に関しては運営元に直接お問い合わせください
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