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11/26[日]より太宰府天満宮にて、フランス人アーティストのピエール・ユイグにより当宮のためにつくられた新作の「庭」を公開している。「神社の庭」としての境内を実際に歩き、宝物殿に展示されている境内図等の資料を眺め、千百余年にわたるその変遷に想像をめぐらせて構想された本作は、ドクメンタ13(2012年)の「Untilled 未耕作地」プロジェクトでも作家が取り組んだ、自然と人為の関係性への考察を背景としている。また、宝物殿企画展示室では関連展示も行っている。ぜひ、あわせて足を運んでみては。
Photo by Pierre Huyghe
Pierre Huyghe / ピエール・ユイグ
1962年パリ生まれ。1982年から85年にかけて、パリの国立装飾美術学校(ENSAD)で学ぶ。さまざまな表現形式を駆使して現実とフィクションの境界を探る作品は、大衆文化から学究的なものまで幅広いテーマを扱っている。2001年に第49回ヴェネツィア・ビエンナーレの審査員賞、2002年にヒューゴ・ボス賞を受賞。近年も2013年にロスヴィータ・ハフトマン賞、2015年にクルト・シュヴィッタース賞を受賞するなど、国際的に高い評価を受けている。数多くの国際展に参加し、メトロポリタン美術館、ポンピドゥー・センター、ルフィーノ・タマヨ博物館など世界各地の美術館で個展も開催している。
※「庭」の公開は作品の性質上、雨天等都合により中止する場合があるため、事前にFacebookページを確認するか、太宰府天満宮文化研究所までお問い合わせください。
※詳細に関しては運営元に直接お問い合わせください
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