AFRO FUKUOKA

VOICE

VOICE 来福した旬な著名人にお話を聞いてきました。

  • PEOPLE
  • 2020.2.7 Fri

VOICE TITLE

vol.100 藤原さくら

シンガーソングライター

INTERVIEW

  • 藤原さくら
    シンガーソングライター
    福岡出身。10歳から父親の影響でギターをはじめ、福岡のレストランやカフェでの音楽活動を経たのち、2015年ミニアルバム「à la carte」でメジャーデビュー。他に類を見ないスモーキーな歌声は多くの人を魅了する。音楽のみならず2016年にはドラマ出演。そして劇団☆新感線39興行・春公演いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』にて舞台の初出演と活動の場を広げ、さらなる注目を集めている。
    2月12日には新曲「Twilight」「Ami」を配信限定でリリースする。

TEXT BY

徳満 梨紗
編集ライター

鹿児島出身。美術、料理、DIY。多趣味には24時間では足りません。 猫が寝床をつくるような部屋作りを日々実践中。

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スモーキーボイスで魅了するシンガーソングライターが
挑む新たな表現の場

2020年春、博多座で公演となるいのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』。異例のロングラン公演や360度回転する舞台の演出など数々の話題を集める劇団☆新感線。脚本家・中島かずきと演出家・いのうえひでのりがタッグを組んだ完全新作が大阪、金沢、松本公演を経て、今春待望の博多座公演を迎えます。今回来福したのは主人公の奥華玄久郎国衡を演じる生田斗真さんと弟の奥華次郎泰衡役を演じる中山優馬さん。そして記念すべき100回目となるインタビューに登場していただいたのは、福岡の顔としてシンガーソングライターとして活動し、目まぐるしい活躍を見せる藤原さくらさん。今回、物語のキーとなる大陸渡りの歌うたいの役で初舞台を踏む彼女に、初挑戦の場にかける意気込みや地元福岡に寄せる思いを聞いてきました。

ー今回、舞台に初挑戦ということですが、役をいただいた時はどのような心境でしたか?

藤原さくらさん(以下:藤原) 舞台というもの自体、自分から一番かけ離れている存在だと思っていました。舞台は好きで友達の出ているものもよく観に行くんですけど、まさか自分が舞台に上がることになるとは思ってもいなかったです。劇団☆新感線も知っていましたし、歌をうたう役っていうのも嬉しかったですね。ただ初めての舞台ということで戸惑いと不安はありました。それでも自分の成長になる確信と、これまで見たことのない世界が見えるんじゃないかと思って挑戦しました。


ー歌う時と舞台での発声は違いますか?

藤原 歌手活動でここまで声を張り上げることはなかったですね。まずは舞台が始まる前にどういう発声をすべきかレッスンを受けました。声を出すためのストレッチがあって、こういう声を出すときにはこの筋肉を鍛えると良いっていう方法を教えてもらって準備してましたね。

ー演じる「静歌」という役はどのような人物ですか?役作りや魅力を教えてください。

藤原 最初に脚本家の中島さんに役のイメージを聞いたら「ハムレット(シェイクスピア)がモチーフ」とおっしゃっていたので。実際は、全然違う女性の役でびっくりしましたね(笑)。台本をもらってから時代設定を知りました。普段自分が使わないようなセリフを言う男勝りな女性の役なのですが、生田斗真さん演じる偽義経に恋心を抱く可愛らしい部分もあり、劇中で揺れ動く彼女の心の変化が見どころです!

ー藤原さん一押しのシーンがあれば教えてください。

藤原 劇団☆新感線ならではの派手なオープニングがあるんですけど、ドーン!と生田斗真さんが出てきて、みんなで踊り始める演出は最初から鳥肌が立ちます。私も劇中で素敵な曲をたくさん歌わせていただいているので、楽しみにしていただけたらと思います。

ー藤原さんにとって福岡は凱旋公演となりますが、思い入れは違いますか?

藤原 すごく嬉しいです!もちろん福岡は地元なので思い入れがあります。昔から応援してくださったファンの皆様だったり、親戚、友達からの観に行きたいという声も嬉しいですし、博多座の舞台に立てるということもとても光栄です。音楽活動ではよく福岡に来ているんですけど、ライブとはまた違った私の姿を観ていただけると思っています。そして私は18歳までしか福岡にいなかったので、おいしいお酒のお店をあまり知らないんですよね。約1ヶ月の間、博多座で公演があるということなので、この期間においしいお酒も飲めたらなと思っていて今から楽しみです!

ー帰省したら必ず行くところはありますか?

藤原 温泉にいきますね。那珂川清滝とか楽天の湯、ふくの湯にも最近行きました!熊本、大分も近いので少し遠くまで足を伸ばしたりもします。最近だと、家族と熊本にある「押戸石の丘」にも行きました。石がいっぱいあるんです!磁場が強いのか、方位磁石もぐるぐる回る場所でおもしろかったですよ。自然が好きなので、よくいろんなところへ家族に連れて行ってもらってます。九州はいいですよね!温泉もあって、おいしいものもあって!

ー2020年新しく挑戦してみたいことはありますか?

藤原 指笛に挑戦したいです(笑)。沖縄の人が盛り上げる時に吹くあれです。口笛すらできないんですけど、「ピーーー!」って気持ちよく吹けたらかっこいいなって!フェスの時期までには…いやこの舞台の千穐楽までには習得したいですね!今年はオリンピックもありますし、盛り上げていきたいです!


ー最後に、藤原さくらさんから、福岡の皆さんに一言!

藤原 博多座の舞台、そして福岡で公演できることを嬉しく思います!ぜひ楽しみにしていてください!



INFORMATION

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【ご案内】新型コロナウイルス感染拡大防止のため、公演中止となりました。
2020年劇団☆新感線39サンキュー興行・春公演
いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』
◼︎福岡公演 2020年4月4日[土]〜4月28日[火]博多座
◼︎チケット発売日 2020年2月8日[土]AM10:00〜
◼︎料金 一等席14,500円 二等席10,500円
お問い合わせ:博多座電話予約センター
TEL:092-263-5555(10:00〜18:00)※日・祝受付
http://www.vi-shinkansen.co.jp/niseyoshitsune/
https://www.hakataza.co.jp/

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  • 藤原さくら
    シンガーソングライター
    福岡出身。10歳から父親の影響でギターをはじめ、福岡のレストランやカフェでの音楽活動を経たのち、2015年ミニアルバム「à la carte」でメジャーデビュー。他に類を見ないスモーキーな歌声は多くの人を魅了する。音楽のみならず2016年にはドラマ出演。そして劇団☆新感線39興行・春公演いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)』にて舞台の初出演と活動の場を広げ、さらなる注目を集めている。
    2月12日には新曲「Twilight」「Ami」を配信限定でリリースする。

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