福岡の今をあれこれ更新
「学生時代、映画館で働いていました」というと決まって「映画好きなの?」「何が一番好き?」って聞かれます。
”映画好き”。確かに好きなんですけど、映画館で働いていても、仕事終わったら真っ先に帰りたいし、、(笑)「話題の映画は機会があれば見る」くらいのレベルでした。
AFROの編集部に入り、少しずつ映画に関わる仕事をさせていただくようになって、「なんか、映画のこと知らないと恥ずかしい・・!」と思うようになり、最近少しでも時間があれば映画を見るように。最近は「三度の飯よりも、とりあえず映画見たい!」と思うくらい、映画欲旺盛。
TSUTAYA BOOK STORE TENJINさんはDVDが旧作4本400円(※2016年7月現在)なので、毎週4作品の映画を借り漁り・・・(笑)
そんな中、毎回見たい映画をチョイスするとき4本中1本は必ず選んでしまうのが、私の映画以外の好きなカテゴリーである「音楽」や「ファッション」関連の映画。
そこで今回、映画を見漁る日々を経て、みなさんにぜひ見て欲しい「音楽」、「ファッション」が魅力的な映画を自らの映画入門も兼ねてご紹介したいと思います!
しかし映画初心者の私がただレビューを書いても説得力がない・・!くう・・・っ!
そんなわけで、お力添えをいただきたく福岡のカルチャーシーンで影響を与えている方にもテーマに沿ったおすすめ映画を伺ってきました!
<今回のテーマ>「音楽」、「ファッション」が魅力的な映画
今回ご紹介いただいたのは、今、福岡の新たなアートやカルチャーの発信基地として注目を浴びるSTEREO COFFEEから、店長・松崎 典成さん。
▼時間が逆行する!観るたびに謎が生まれる!あなたの記憶が試される衝撃作!あらすじ: 目の前で妻を殺されたショックで、10分間しか記臆がもたない前向性健忘という記憶障害に冒されたメナード。最愛の妻を殺した犯人を追うため、消えてしまう記臆を残そうとポラロイドにメモを書き、体にタトゥーを刻みながら犯人の手がかりを追っていく…。
[松崎さんコメント]バットマンシリーズやインセプション、インターステラーなど名作を世に出し続けているヒットメーカー、クリストファー・ノーランの初期長編映画。どの作品も共通して”記憶”をテーマにしたものが多く、この『メメント』も記憶がテーマとなっております。
特筆すべきは時系列の描き方。主人公の足跡を結末からさかのぼる、斬新すぎる構成で作り上げられているのですが、それでも見ていて違和感がない。主人公・レナードが言う”記憶と記録は違う”というセリフは画面の外の僕たちに投げかけているかのごとく、何度も何度も巻き戻してしまうほど自分の記憶を疑いたくなります。
クリストファー・ノーランの作品は脚本、映像に加え音楽も注目です。本作のエンディング曲であるデヴィッド・ボウイの『something in the air』は、言わずもがなの名曲ですね。メメント以降の作品でタッグを組んでいるハンス・ジマーも作品をより一層二層と重厚感のあるものに仕上げてくれています。外に出るのも億劫なこの季節、2度3度と楽しめる”スルメ映画”で引きこもりましょう!(笑)
キラキラネームじゃありません。セーラームーンや夜神ライトが好きとかそういうわけでもありません。歳に似合わず中身が老けていると、年齢詐称を疑われる日々と戦っています。
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