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鹿児島出身。低血圧、胃腸が弱い6月生まれ。最近手相やおみくじで健康面に注意と言われたので、怯えながらひとまず積極的に鉄分を摂ることを心がけています。
佐賀県生まれの吉岡徳仁は、国内外で高く評価されているデザイナー_アーティスト。
「ガラスの茶室 – 光庵」は、2011年第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展にてデザインを発表したもので、2015年には、京都の重要文化財にも指定される天台宗青蓮院門跡の境内、東山の頂上にある将軍塚青龍殿に設置され、大きな話題となりました。
今回の企画展では、京都で展示されていた「ガラスの茶室 – 光庵」を美術館の展示空間内に設置し、光と融合させたインスタレーションを発表。また、パリのオルセー美術館にコレクションされているガラスのベンチ「Water Block」や、ガラスのテーブル「Waterfall」など、吉岡徳仁の代表作があわせて展示されているということで、その空間を体感すべく、佐賀県立美術館へ行ってきました!
吉岡徳仁 デザイナー_アーティスト
1967年生まれ。倉俣史朗、三宅一生のもとでデザインを学び、2000年吉岡徳仁デザイン事務所を設立。
デザインや建築、現代美術の領域において活動し、自然をテーマにした、人間の感覚や形の概念を超越する作品は、国際的に高く評価されている。
人間のあらゆる感覚を、光、音、香りなどの非物質的な要素で表現した作品は、見る者の体験や記憶とリンクし完成される。
グローバル企業のデザインを数多く手がけており、IsseyMiyakeをはじめ、Cartier、Swarovski、Louis Vuitton、Hermès、Toyotaなどと、コラボレーションをしている。
イタリア・ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile Milano)では、Kartell、Moroso、Glas Italia、Driadeなどのブランドと新作を発表している。
世界で最も活躍するデザイナーに与えられる、Design Miami・Designer of the Yearや、Elle Deco・International Design Awards Designer of the Year、Milano Design Awardなどの国際的なアワードを受賞している。
作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やポンピドゥーセンター、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)など、世界の主要美術館に永久所蔵されている。
Waterfall – 2006
会場に足を踏み入れてまず目に入るのは、大きなガラスのテーブル「Waterfall」。
不規則に波打つ表面、ほんのり色づいたガラスを見ていると、冷たいような温かいような不思議な気持ちに。
向こう側がのぞけるほどの透明度。ありきたりな言葉ですが、ほんとうに綺麗!
そして隣の展示室に移動すると、今回のメイン展示「ガラスの茶室 – 光庵」が。当日はたまたまガラスの茶室でのお点前パフォーマンスが開催されていて、タイミングよく見ることができました。(次回は2月10日[日]11時〜、13時〜、15時〜)
光と茶室が一体になり、幻想的な雰囲気。
わたしもガラスのベンチに座って、この茶室がもし森や川にあるとしたら一体どんな風景になるんだろうと想像してみました。
Water Block – 2002
展示会場のいろいろな場所に光の表現が見られます。
その他にも「Eternal, Swarovski – 2008」や「Prism, Dom Pérignon Art Project – 2017」の代表作も見ることができました。
Eternal, Swarovski – 2008
Prism, Dom Pérignon Art Project – 2017
今回の展示は見るだけでなく、全身で感じ取るアート体験ができる展覧会でした。また、佐賀県立美術館は初めて訪れたのですが、開放感がありとても気持ちのいい美術館でした!
展示は2月11日[月・祝]まで。幻想的な空間でのアート体験をみなさんもぜひ!
EVENT INFORMATION
鹿児島出身。低血圧、胃腸が弱い6月生まれ。最近手相やおみくじで健康面に注意と言われたので、怯えながらひとまず積極的に鉄分を摂ることを心がけています。
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