VOICE 来福した旬な著名人にお話を聞いてきました。
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奄美シマ唄・唄者
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古い時代の生活を唄にして、それが口伝でつたえられていることです。
私が小さい頃、昔の人たちの唄は、なぜか唄に不思議な、何とも言えない音がありました。それがグイン。人生を長く生きて来た音です。
大いにあります。
ウガミショレ(古いご挨拶の言葉。原意は「あなたを尊敬申し上げます」。こんにちは おはようございます こんばんは の意で使われます)ハレー(びっくりした時に出てくる言葉)
奄美を離れて最初に来た場所が福岡でした。思い出がたくさんあります。良く行った場所は、大濠公園です。
おぼくり〜ええうみ
最も古い唄と言われています。奄美の唄をはじめてピアノで唄いました。今から十二年前です。FMラジオ局などで話題になりました。
あります。ひなまつり、赤い靴、赤とんぼ などの童謡。美空ひばりや石原裕次郎も大好きでよく聴きます。
今回は、バリのガムラン、インドのシタールとの共演です。バリは、昔の奄美と生活がとても似ているようです。
2006年、奄美大島「けぃんむんまんでぃ」という野外イベントで、坂本龍一さん他5人のメンバーで10曲ほど連続で、即興コラボをしました。とてもスリリングで、是非、もう一度やりたいと願っています。
芸は身を助けると言いますが、唄のお陰でたくさんの世の人々との出逢いが出来ました。唄に感謝です。
唄うだけでなく、唄の意味と、シマグチ(島の方言)をしっかり覚え、唄の背景にある歴史を学んで欲しい。
現在も伝えられ、歌い継がれている日本の唄の中で、奄美のシマ唄は、最も古いものに属すると、私は思います。その古い音楽が様々な世界の音楽と融合することによって、奄美だけの音楽ではなく、世界の音楽になっていく可能性を感じています。
今の若い方々は.世界の音楽を聴いて育っているので、大変お耳が良くて、本物の音楽にすぐ反応できることが素晴らしいと思います。
唄える限り、日本全国津々浦々、唄って旅回りをして、奄美の昔の魂と言葉の魂を伝えたいです。古代の多くの唄を口伝で残して下さった先人達へのご恩返しをしたいと思っています。
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