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VOICE 来福した旬な著名人にお話を聞いてきました。

  • PEOPLE
  • 2012.12.1 Sat

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vol.41 橋本愛

女優・モデル

INTERVIEW

  • 橋本 愛[Ai Hashimoto]
    女優・モデル
    1996年生まれ、熊本県出身。雑誌「セブンティーン」専属モデル。若き演技派役者として、映画をはじめ、テレビドラマやCMなど幅広く活躍中。出演映画は、映画「アナザー Another」、「桐島、部活やめるってよ」、「ツナグ」など。2013年には、映画「さよならドビュッシー」「くちづけ」「俺まだ本気出してないだけ」も公開される。また、来春放映開始となる、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」にも出演が決まっている。

TEXT BY

STAFF
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きれいな目と強烈な眼差しでものがたる

「美しすぎる貞子」というキーワードで話題となったのが記憶に新しい、女優・橋本愛。正統派美人な風貌はもちろん、確実な存在感を残す演技によって、どの出演作においても試写を観たものからの評判が良い女性だ。そんな時の人が、嬉しいことに12月に、NHK福岡放送局制作の「福岡発地域ドラマ」に出演する。放送前からニュースとなる彼女を先取りでキャッチするべく、インタビューを敢行。年齢でいえば16歳。若さゆえに秘めた才能の多い橋本愛さんに、作品のことや自分のことについて語っていただいた。

熊本県のご出身だそうですが、橋本さんにとって、ふるさととはどんな存在ですか?

私は、熊本市内の出身で、ふるさとには思い入れがあり今でもよく休みをとって帰ります。この前帰ったのも9月。帰った時は、当時通っていた中学校を見に行ったり、家の周辺にあるよく泊まりに行っていた友達の家や近所の駄菓子屋など好きだった場所に行ったりします。

同じ九州ではありますが、福岡のイメージは?

福岡は、九州を代表する都市というイメージがあります。やっぱり町が栄えている印象ですね。何というか…絶対的な1位の強さを持ったところ。

福岡では、どこへ行ったことがありますか?

昔、家族旅行でよく来ていました。その時は、プールへ遊びに行きましたね。具体的な場所はあまり覚えていないんですが、よく来ていました。

飯塚市が舞台ですが、飯塚市の印象はいかがですか?

今回初めて訪れたのですが、飯塚市で、夏の空気も秋の空気も味わえて、本当にきれいな所なんだと実感しました。私が好きな空気が流れてる。そんな場所で、暑さも寒さも体感できたことや季節の移り変わりを目にして心が安らぎました。それと、何だか懐かしい気持ちになりました。

飯塚市は、「シュガーロード」と呼ばれる長崎街道の宿場町として発展した土地ですが、歴史や文化に触れどのように感じましたか?

炭坑跡地や飯塚市歴史資料館で、飯塚市特有の文化に多々触れることができて面白かったです。役を演じているからというよりも、自分が楽しくてずっと見てしまいました。

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出演することが決まり、ストーリーや台本を見た時の率直な感想をお聞かせください。

甘い物は大好きなので、すごくワクワクしながら読みました。お菓子を沢山食べれるんだろうなと。それと、自分の演じる瓜生桃子のイメージを膨らませながら読みました。桃子のキャラクターと自分を比べ、その違いにひかれ挑戦してみたいと思いました。

瓜生桃子は、どのようなキャラクターですか?

家庭事情が複雑なので、わりとダークで重たい部分を持っているんですが、等身大の女子高生であり、純粋にお菓子づくりが好きな女の子です。それに、誰に対しても優しい所があります。

橋本さんご自身と似ている所はありますか?

自分と重なって見える所はなかったですね。桃子は、前向きにひたむきに何でも頑張る人。夢を諦めずに前に進もうとするシーンからは、純粋な心で物事に向き合うことや前向きに生きることの大事さを教えてもらいました。桃子の生き方は、みんなに良い影響を与えると思います。ドラマを観ていただく方々には、桃子の人生を自分の人生と照らし合わせながら観て欲しい。前向きになれば、きっと人生は良い方向に進むということを伝えたいです。

今回女子高校生役ですが、橋本さんご自身の学校生活はどんな感じでしたか?

私は、中学二年生の頃からお仕事を始めているので、一般の中学生よりも学校に行く回数が少なかったんです。卒業アルバムにも1/3程度しか載ってないくらいで、それもあって学校に対する思いが強かった。学校が何よりも大事だったから、卒業するのが嫌で仕方なかったです。毎日毎日しっかり記憶に刻んでおこうと思いながら過ごしてましたね。私にとって学校は特別な場所。毎日の授業も掃除も、廊下をただ歩いている時も、すべてのことが大切でした。

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「菓子づくり」を学ぶ学生を演じられていますが、お菓子は好きですか?

好きです。熊本名物でいえば、「いきなり団子」。本当に好きで、東京の友達に贈ってもよく喜ばれる。お菓子の何が好きというよりも、お菓子を渡した時などに人が喜んでくれると嬉しいと思います。友達とどこかへ行った時に買ったお菓子や食べたお菓子などが、自分にとって印象深いもの。そういえば、主演の桜庭ななみちゃんから聞いたんですが、いきなり団子って、中の芋が砕いてあるのもあるらしいですね。私は、知らなかったから驚きました。

撮影現場はどんな雰囲気でしたか?よくお話される方などは?

出演者の中で絡みが多かったので、桜庭ななみちゃんと川畑光瑠ちゃんとは沢山話しましたね。あと、兄弟役の小さな子供達とよく遊びました。ななみちゃんは歳上で、前から知ってはいても現場では違う人かもしれないから撮影前は少し緊張していました。それが、意外と撮影日すぐになじんでる自分がいて。ななみちゃんは、気を使わなくてもいい人。ななみちゃんのおかげで、すんなり楽に撮影することができました。お互い気まぐれでマイペース。それにサバサバしている所も似ているので、あまりコミュニケーションをとらなくても、自然と仲良くなれましたね。撮影現場は楽しかったです。

もたいまさこさんの印象は?

もたいまさこさんとは、じつは1〜2日しかご一緒できなかったんです。少ない時間の中ではありましたが、笑顔が素敵でまわりをホッとさせてくれる方という印象があります。雰囲気やオーラもすごかった。主人公の果歩のおばあちゃん役は、とても自然で、本当に居心地のよい空気をつくる方でした。

福岡の方々にメッセージをください。

ドラマの見どころの一つとして、プロのパティシエの方にご指導いただいたケーキのデザインがあります。私でも本当に美味しくて見栄えのよいケーキを作ることができました。きっと画面を通しても甘い香りや味わいを感じていただけると思います。そして、お菓子を食べて笑顔になる登場人物を見て、観ている方も笑顔になってもらえたら嬉しいです。あとロケ地は、すべて飯塚市で土地の魅力がよく分かるものになっているので、ぜひ観て欲しいと思います。

INFORMATION

12/7[金]夜7:30
NHK福岡発地域ドラマ
「スイーツ! 嗚呼、甘き青春よ」
脚本:大森 美香
音楽:栗原 正己
出演:桜庭 ななみ / 橋本愛 / 奥田 恵梨華 / 川畑 光瑠 / もたいまさこ 他

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  • 橋本 愛[Ai Hashimoto]
    女優・モデル
    1996年生まれ、熊本県出身。雑誌「セブンティーン」専属モデル。若き演技派役者として、映画をはじめ、テレビドラマやCMなど幅広く活躍中。出演映画は、映画「アナザー Another」、「桐島、部活やめるってよ」、「ツナグ」など。2013年には、映画「さよならドビュッシー」「くちづけ」「俺まだ本気出してないだけ」も公開される。また、来春放映開始となる、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」にも出演が決まっている。

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