福岡の今をあれこれ更新
香蘭ファッションデザイン専門学校卒業後、インポートセレクトショップ・広告デザイン会社のマーチャンダイザーを経て、現在は編集を中心にスタイリングまで行う。ファッションをより身近なものにしたいと願う良いお年ごろ。
最近話題の“新しい働き方=テレワーク”についてみなさんご存知でしょうか?テレワークとは、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことをいうそうです。個人的には好きなことを仕事にしているので、昔からずっと柔軟に働き方について考えてきたつもりですが、会社員である以上、場所や時間にはある程度のルールがあるもの…と思っていたらば、どうももうそれも古い考えのようですね!そんな気になる“テレワーク”に関する新しい施設がオープンするということで、先日壱岐市へ取材にいってきました。長崎県諫早市出身の後藤がレポートします!
そもそも壱岐は私の長崎の実家から行くより、福岡の自宅から行く方が早いんだから、驚きです。福岡から壱岐まで、高速船で1時間。諫早からだったら長崎空港に着くまでに1時間。そこから飛行機で30分ですよ…。実家に住んでいる時はこんなに壱岐を身近に感じたことはなかったなあ。それが今では休暇で旅行するのをはじめ、好きこそなんちゃらな感じで、仕事でもいろいろとお世話になっています。壱岐病院のサイト制作だとか、社員旅行で行ったりとか。
参考:
2015年に社員旅行の模様はこちら
9月末に訪れた、壱岐市のテレワークセンター「Free will Studio(フリーウィルスタジオ)」。秋晴れの素晴らしい景色の中船に乗ると、それはもう仕事というより旅気分で浮かれてしまいます。
「Free will Studio」は、壱岐市と富士ゼロックス長崎が協働で開設した施設。2015年から壱岐市がやっている事業で地域活性化をテーマとした対話会を企画制作するプロジェクト「壱岐なみらい創りプロジェクト」の関連事業だそうです。どちらのプロジェクトも、子どもや若者をふくめた幅広い市民が中心となり街の未来を創造することを目的としているそうです。いいですね。
場所は、国特別遺跡に指定されている“原の辻遺跡”のエリア内にあります。
※原の辻遺跡
約2000年前に栄えた「一支国」(魏志倭人伝にも登場する)の王都の遺跡。2015年には日本遺跡にも認定済!
壱岐の歴史や自然を存分に生かしたリゾート型テレワークを目指していて、島外企業のサテライトオフィスや壱岐拠点開設に伴うスタートアップ拠点、市内在宅ワーカーがクラウドソーシングにより新たな仕事を創出する拠点、起業家の事業拠点としての利用を見込んでいます。24時間365日利用可能な施設っていうのもすごいポイント高いです。
オープニングセレモニーでは、主催者を代表して市長や富士ゼロックスの代表の方のご挨拶をはじめ、関係各社から、Free will Studioの開設経緯から施設概要、今後の展開などが説明されました。
今回のプレゼンテーションは、大きいプロジェクターに投影したイメージを多用しながら実施されていたのですが、プロジェクターがタッチパネルモニターになっていたのも衝撃的でした。すごく使いやすそうだった!
こちらが、テレワークセンターの内観。人のいない時はこんな感じです。ちなみに、オープン時ですでに利用者も決まっていて、福岡の「株式会社ペンシル」さんが使われるそうですよ。それについての詳しいリリースはこちら
施設概要など詳しい情報はこちらにあります。
今後は、Free will Studioの利用者向けシェアハウスもオープンするとのこと。短期滞在型住宅で、来年の3月オープン!壱岐の歴史の深さや壱岐で根付いた文化を彷彿とさせる設計コンセプトによりつくられるそうなので楽しみです。
また個人的に印象的だったのは、日本テレワーク協会の方のご挨拶で、施設開設に向けた思いも熱かったですが、ご自身のマラソン愛も強そうで…今週末開催される「壱岐ウルトラマラソン」にいつか出るぞ!とアピールしていた姿が印象深かったな…。
壱岐という場所は、人をどこまでもアクティブにするところなんでしょう。
AFRO FUKUOKAの「そのランチ食べてきました」読者のためにも壱岐のランチをご紹介!
香蘭ファッションデザイン専門学校卒業後、インポートセレクトショップ・広告デザイン会社のマーチャンダイザーを経て、現在は編集を中心にスタイリングまで行う。ファッションをより身近なものにしたいと願う良いお年ごろ。
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