VOICE 来福した旬な著名人にお話を聞いてきました。
編集部のKISS
共感度No.1 青文字系TOPモデルとして支持を集める柴田紗希さんが、上京後の多幸感をありのままに綴った著書『しばさき』から2年半を経て、2017年4月に待望の新刊となる『柴田紗希』を出版。ファッション・ビューティー・ライフスタイル…。少し大人になった彼女の等身大の魅力を全部詰め込んだ新書にのせた想いとは?うららかな春の陽気とともに来福した彼女に、今のリアルな“柴田紗希”について尋ねてきた。
一冊目の時は上京後すぐだったんで、自分の心の中も、ものすごくハッピーでいっぱいだったんです。それをまるごと詰めちゃおう!っていうのがコンセプトで。だからファッションについても“楽しさ”にクローズアップして、読んでくれた人も元気にできたらいいなということで書いた本でした。
今回の本も前作と同じで自分の名前をタイトルにしているんですけど、愛称の『しばさき』から『柴田紗希』にしました。どっちも自分の名前ではあるけど、漢字でそのまま出すのにも意味があって。東京でお仕事をしていて感じる、自分の心の中の大人になった部分を出していきたいなと。心の成長というところももちろんですし、ファッションも大人らしい楽しみ方ができてきたなと思います。『しばさき』では、大好きな古着をそのまま着てるって感じでしたが、今回は古着が好きな根本の部分は変わらないんだけど、ひとつひとつのファッションにストーリー性を持たせながらコーディネートしています。細かい所の小物にまで気をつかったり、ヘアやメイクにもこだわったり。そのあたりが変わったかなって。
最近ではまた古着が盛り上がってきているんですけど、同世代でも「古着は難しい…」っていう子が結構多いんです。だからこの本ではもっと古着のことを知ってほしいというか…もっとファッションを楽しんでほしい。その一歩を踏み出せる本であったらいいなと思っています。
特に最近では古着も、90年代の古着ブームのころみたいに、カラフルでインパクト抜群!派手!ってだけではなくて(笑)、大人の女性でも使いやすい、落ち着いたアイテムもたくさんあるんです。私が本のなかで使っているアイテムもそんなに派手じゃないですしね。自分ならではのテーマやストーリーを軸にして、ヌケ感を上手に取り入れた大人古着コーデの楽しみ方に共感してもらえたらうれしいな。わかりやすさは大切に。でも人とは“ちょっと違う”みたいな古着らしさを見てもらえたら。
海外でもファッションに古着を上手に取り入れて楽しんでいる素敵な大人の女性もたくさんいますし、日本でももっと自由におしゃれを楽しめるきっかけになるといいな〜というのが裏テーマだったりします。
ポイントは『絶妙』って言葉ですかね。例えば、コーディネートはシンプルな古着なんだけど、そのなかにハズしでハイブランドをあわせてみる、とか。Tシャツにデニムですごくナチュラルなんだけど、実はスニーカーがmade in USAのコンバース オールスターだった!とか。色とかバランスの遊びで、「この人、服が好きだな!」って思わせるポイントがあるといい感じですよね!だから私もそれがない日は落ち込みます。今日、『絶妙』足りてないな〜って(笑)。
今回は私自身の言葉とファッションがリンクするように、まず全ページにテーマを決めて、そこから古着屋さんを巡ってコーディネートを決めていったんですよ。言葉を大切にした本なので、そこも楽しんでもらえるとうれしいですね。
ただ、製作中は自分の想いをきちんとまっすぐに伝えられるのかという不安もありました。言葉にするとニュアンスが変わっちゃうような気がして。でも、本を読んでくれたみなさんの感想を聞くと、ちゃんと伝わったんじゃないかなって感じます。写真を流して見るだけじゃなくて、中身もしっかりと読んでもらえていて「ああ、ちゃんと気持ちが届いているんだな」って。
私自身、ひとつひとつに気持ちを込めたいアツいタイプなんですけど(笑)、この本ではいつも考えていることを、きちんと言葉を選んで、丁寧に形にできたと思います。後になって、「これでよかったかな?」というところもあったんですが、その時に出た言葉がきっと今の自分の言葉なんだと思うので、そのままを載せています。飾らない等身大の私が満載ですが、その言葉たちの、どれかひとつでもいいので、読んでくださった方の日々のなかに共感できるものがあったらいいなと思っています。
古着のことをもっと勉強したい。いろんな人に出会いたい。
本を作ることで、私はこんな人間なんだ!というのが再確認できました。やっぱり、ファッションが好き、古着が好きなんだなって(笑)。
なので、まずひとつは古着の深い部分を知るという意味でも、古着の買い付けに挑戦してみたいです!これはもう昔からの夢でもあって。古着って、一点一点に物語があると思うんです。買い付けから携わることで自分の好きな物語を伝えられたらいいなって、最近はよく考えますね。私自身も、デニムとかは「何年代のもので〜」とか「昔どんな人が着てて〜」とか、そういう背景が気になるタイプ。男の人って好きでしょ(笑)? 私もそんなお話を聞くと、買いたい〜!って思っちゃう。ちょっと男性的なところもあるかもしれませんね(笑)。歴史とか背景とか、改めて勉強してみたいです。古着屋さんはそういうストーリーをたくさん知ってるから面白いなって思うんですよね。
もうひとつは、ファンでいてくれるみなさんにもっと会いに行きたいです。出会いが私にとっての支えになっているのはもちろんですが、出会った人に、「元気になったよ!」って言ってもらえたら、それはもっともっと嬉しいことですよね。そういえば、この前も岡山のONOMICHI DENIMで知りあった女の子から繋がって、お米農家さんとお知り合いになって!そうやって縁が繋がったり広がったりして、新しい何かが生まれると思うんです。出会いは財産だなって。
今回で3回目くらいです。まだあんまり来たことはないけど、福岡好きです!私は愛知県出身なんですけど、名古屋の街と福岡ってどこか似てる気がします。住んでもすぐに慣れそう(笑)。名古屋も福岡と一緒で、お買い物するお店が栄という街に集まってるんですよ。古着屋さんもハシゴできるし、お買い物しやすい街です。福岡もそうですよね。空港からも近いし、ちょっと行けば自然もすぐ近くにあるし。そこもいいな〜って。そうそう!さっきも空港で横に座ってた女の子が話しかけてくれて!25歳の同い年の子で、ぜひ糸島に行ってみてくださいって教えてくれたんですよ。明日は時間あるんで行きたいなって思ってます!
美容室だとSwitch!福岡に来たら毎回行ってて、今日もこの後行くんですよ。オーナーさんもすごく良くしてくれて。ヘアスタイルも毎回素敵にしてくれます。この前来たときも前髪短くしてもらったんですけど、今までで一番良かった(笑)。あとは古着屋さんも行きたいです!UNDERLANDはもともとインスタグラムをフォローしてて。前回来た時に寄らせてもらって、結構お買い物しちゃいました!古着屋さん巡りもイベント遠征の楽しみのひとつですよね。古着って、そこでしか出会えないものだからワクワクします!
昨日は、同じ『mer』のモデルで、福岡出身の辻千恵ちゃんと遊んでたんですけど、Switchももともとは辻千恵ちゃんに教えてもらって。いつか一緒に福岡に遊びに来たいなって思ってます!
福岡女子はほんとかわいくて、博多弁もキュートで大好きです!私の本を読んで、ちょっとだけでも「お洋服楽しいな」って感じてもらえたらうれしいです。個人的にも福岡はとっても素敵なところだと思うので、また遊びに来たいです!
共感度No.1青文字系TOPモデル、しばさき。プライベート私服・ビューティ・暮らし・ココロ…等身大の魅力を全部見せます。初公開!柴田紗希28のヒミツの世界。
著者:柴田紗希
出版社:学研プラス
発売日: 2017/4/11
定価:本体 1,300円(税抜)
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