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下田 栄一さん

ランハンシャ 代表 / CGディレクター

世界的にもクリエイティブ先進都市として注目の高い、福岡。そこで活躍し、全国から呼び名の高いクリエイターの4名に今回体験ツアーに参加いただきました。彼らの感じたフリーウィルスタジオの魅力、新しいはたらきかたの形とは…?

下田 栄一さん

ランハンシャの代表/CGディレクター。TVCMを中心としたCGデザイン制作やイベント等でのプロジェクションマッピングなどを行い、その緻密で精度の高い作品は福岡のみならず全国のクリエイターから熱い視線を受けている。好奇心旺盛に壱岐の観光名所を楽しみながらも、マイペースに普段通りの仕事をこなす姿は、メンバー1適応力の高さを感じさせた。

COMPANY PROFILE

ランハンシャ

福岡を代表するCG映像制作会社。CMを中心として、プロジェクションマッピングやTVオープニング映像、PV、WEBやライブ映像、映画などの全国からの依頼を受け、CG制作を行う。代表作として、ももいろクローバーZ 「マホロバケーション」MV、のどごし生TVCM、東京ビックサイト プロジェクションマッピングなどがある。
http://run-hun.co.jp/

Report

魅力的なコンテンツが予想以上に多く、予想以上に面白かった。

今回の体験ツアーの感想は、ただ、ただ楽しかった!に尽きます。壱岐市を訪れたのは今回が2回目。そのとき感じたものに増して、島の魅力や秘めた可能性に気づくことができました。一番印象に残ったのは、地元の高校生が取り組む「みらい創りイノベーションプログラム」。島で生まれ育った高校生が、島外の大学生・留学生や社会人などと意見交換をし、島がこれからどのようにすればよくなるか、アイデアをもって解決しようとする姿がとても刺激的でした。しかも、それがすべて夢物語のような企画ではなく、実現したら高い集客効果が見込める戦略的なものばかり。普段、企画やデザインを行う我々からしても脱帽するものばかりでした。あと、福岡から来たクリエイターたちに囲まれて、すごく緊張しただろうけど、堂々とプレゼンする姿もなにかぐっとくるものがあったり。若い世代が積極的に考え動くというプロジェクトは、近年だとなかなか叶うことのできない取り組みなので、ぜひ持続的に行って、壱岐の未来を変えてほしいと思います。もちろん、私たちがお手伝いできることがあれば、積極的に参加したい!クリエイターとしての意欲を刺激してくれるひとときでした。実際に壱岐市がそのような考えや取り組みを柔軟に受け入れ、まるで小さなカンパニーのようにチャレンジしていく姿勢にも感銘を受けましたね。予想を超えた、といえば観光名所や、食もそうです。イカ活き造りの透明度の高さと、壱岐焼酎は極楽の味でした。辰ノ島遊覧船クルーズでは、驚くことしかできないような綺麗な海と岩の自然美、それからシャイな船長のトークに大変楽しませてもらいました。

ワクワクする仕事環境が新しいアイデアを発信するかも

私は壁に覆われ、窓からビルばかりが見える…普通のオフィスという環境が苦手で、ワクワクする仕事環境を築きたいと考えています。Freewill Studioを訪れたとき、周りに高いビルや建物がなく、広い空の下、だだっ広い空間が用意されていて、その開放感に気持ち良さを感じましたね。田園風景や古代の遺跡を眺めながら、最新のCG映像を作っているなんて、すごいことですよね。デスクトップを持参したのですが、設備に問題もなく、普段通りの作業ができました。交通の便だけが不安要素です。今後、Freewill Studioの参加者が増えて、その声をもとに解決するアイデアが生まれることを願っています。

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