AFRO FUKUOKA

AFRO BLOG

福岡の今をあれこれ更新

  • LIFESTYLE
  • 2018.1.31 Wed

ENTRY TITLE

[通り心地よい小倉をぶらり] ヒーリングスポット2選!

TEXT BY 岡島 佐和

TEXT BY

岡島 佐和
プロジェクトマネージャー

瓶ビールならサッポロ、ワインなら白、つまみなら鳥刺し派です。音楽なら、古いほうがいいですね。 あ、今日ですか?空いてますよ、今夜なら。

21275

▼底なしの味わい深さに驚き 日本茶専門店
「茶論 Salon du JAPON MAEDA」

お茶はもっぱらペットボトル、という単純極まりない考えを、改めさせられたお店を1つご紹介。

旦過市場からほど近く、中島という路地裏にその奥ゆかしい姿を現す日本茶専門店。築年数は50年ほどになる古民家を活用したカフェです。この路地裏には他にも雑貨屋さんがあり、遊歩にはピッタリの、落ち着く雰囲気が魅力の通りです。

この細い路地裏、“小路をゆく茶室”をイメージし選んだ場所だそうで、進むうちにいつもの暮らしとは少し距離の置けるような、そんな距離感が心地よいお店。

サロン デュ ジャポン マエダさんでは、明治中期から日本茶業を営んでいる前田園の歴史ある伝統や技術を活かし、日本茶本来の味わいや楽しみ方を様々なメニューとして表現、その美味しさを今に伝えているお店です。

日本茶はもちろん、お茶を使用したドリンクやお酒、お茶屋さんならではの濃厚なお茶スイーツなどバリエーション豊かなメニューが揃います。

そんなこだわりの逸品を、苔むす坪庭と、この穏やかで伝統的な日本家屋の造りが美しい空間でいただけるという、至高のシチュエーションが実現するのもうれしいですね。

それではメニューを早速。今回は不動の人気だという「お煎茶セット 季節の和菓子付(税抜 ¥800)」と「抹茶ビール(税抜 ¥700)」を注文してみました。

まずは「お煎茶セット」から頂きます。

お煎茶を一口頂くと、「ん?これ、日本茶だけ入ってるんですか?」と思わず聞いてみたくなるほど、出汁のように味のあるお茶の味わいに、お世辞抜きで度肝を抜かされました。自分の今までに口にしてきたお茶とのあまりにも異なる底なしの深みを感じたお茶、衝撃的でした。

福岡ではコーヒーが堂々のポジショニングを誇る昨今、「なぜお茶が流行ってないんだ…!」と岡島なりに焦りを感じるほどに。

そして入店時からずっと気になっていた「抹茶ビール」を。抹茶ビール、生まれて初めての出会いです。

「…!」お煎茶に続き、衝撃が。クーッとのどごし爽やかなビールの魅力に、プラスでお茶の深みと旨味が相乗され、感動の一言。「ありがとう…」だれに伝えるでもない言葉が、胸に浮かびました。その穏やかな空間と驚きがいっぱいのメニューとのギャップ、これはやられちゃいました。

ちなみに女将さんいわく、お茶にはテアニンという癒やしの成分が入っていて、食べ物の中では含有量NO.1なんだそうです。味・空間・成分(?)の三拍子。これは、最強癒やしのスポット認定でお願いします(勝手にすみません)。

他にも洋菓子、和菓子など甘いものが大好きな方も、お茶のみのメニューやお酒など甘いものがちょっと苦手な方も、どなたが行っても思わず口にしたくなるものに出会えることうけあいです。

お店には雑貨や食品を扱うスペースも併設されており、美味しいお茶のお便りを、親しい方に土産話とともに差し上げるものおすすめですよ。

夜・小倉にはすっかり魅了されていたけれど、お昼からふらり小倉散歩も俄然◎。お昼呑みも上品にできちゃうお店にも出会ったし、ほんの少しだけほろっと程よくいい気持ちで帰り着く自宅での夜も、なかなかオツな気ががします。

もちろん持ち帰った花の香りと、交じり合うシメのお茶の香りの中で。なんだかよく、眠れる日になりそうだな。

1 2

TEXT BY

岡島 佐和
プロジェクトマネージャー

瓶ビールならサッポロ、ワインなら白、つまみなら鳥刺し派です。音楽なら、古いほうがいいですね。 あ、今日ですか?空いてますよ、今夜なら。

OTHER BLOG

その他の記事