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  • 2015.12.25 Fri

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西戸崎のぼるの”AFRO副編集長へ届け!”糸島祈願マラソン完走スペシャル

TEXT BY 波田龍司 a.k.a 西戸崎のぼる

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波田龍司 a.k.a 西戸崎のぼる
AFRO FUKUOKA 発行責任者 / 西戸崎のぼる

AFRO FUKUOKAの発行人にして、返り咲きの編集長。でしゃばり市民ランナー「西戸崎のぼる」の中の人としても知られています。

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25km〜35km(二見ヶ浦〜プカプカキッチン)※地獄

桜井神社をあとにするとすぐに二見ヶ浦のサンセットビーチが目の前に現れます。
糸島のくせになにずっと山奥走らせとんねんこらと、終わりのない「糸島悪くない地獄」との戦いもこれでやっと終わり。
かくして「やっぱり”私糸島が好き“地獄」に突入です。

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あいにくの雨模様のくせしていいリゾート感を醸し出す二見ヶ浦。私糸島が好き地獄、怖い。

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「糸島悪くない地獄」でだいぶ体力をそぎ落とされ疲れ切っていた体も、二見ヶ浦のリゾートパワーによる「私糸島が好き地獄」のおかげか、二見ヶ浦休憩ポイントにピットインする西戸崎にもう一度「ポジティブ」の光が見えてきました。

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チーム南浦和のふたりにもまた笑顔がもどったようです。

本当のマラソン地獄は30kmを過ぎてから

さて、二見ヶ浦で糸島といい感じの仲になった西戸崎、しばたみの実家近くをさらりと通過し、怖いものなしでぐいぐい先へ進みます。いえ、進みません。まったく足が進みません。30kmを越えた瞬間、急に足がピタリと止まってしまいました。歩くのもや、風が当たるのもや、雨とかまじでや!もう「いや」の「い」さえ言いたくない状況に追い込まれてしまいます。そしてまたここに来てあのふたりが見当たりません。寂しい。悲しい。孤独。走れど走れど海。ずーーーーーっと海。リゾート感とかもうお腹いっぱい。海もうしばらくや!

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走れど、いや、歩けど歩けど、海。

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歩けど歩けど、海。

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途中、しばたみ最初のバイト先であるざうおを通過します。
とはいえ前も後ろも海。バカかと、海しかないんかと、ついに「糸島悪くない地獄」がまた顔を覗かせます。
そしてついに、見てはいけないものを私は見てしまうのでした。
それは絶対に見てはいけないもの。
そう、「現実」です。

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とおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーくにかすかに見えるのがそう、福岡メトロシティです。すんごいとおーーーーーーーーーーーくに見えるのが、これから私が帰ろうとしている福岡メトロシティです。
例えばこうしてみましょう。

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目の前にかすかに見える百道浜に向けて、ここからまっすぐの、何もさえぎるものも、邪魔するものも何もないまっすぐな道をつくります。そしてお釈迦様が現れてこう言います「のぼるや、そなたはよくぞここまで頑張った。褒美としてこの道を通って帰ってもよい」と。すると私はこう答えます「とおいわ!」。

そう、こっからまっすぐの直線でつながったとしてもバカみたいに遠く感じますが、これから私が現実として走るのはその直線距離の何倍もあろうかという距離。どれだけまっすぐのほうがいいか。いや、どう考えてもお釈迦様はでてこないし、まっすぐな道なんてできないので、現実の道を走るしかないわけですが、そんなことをぐるぐる考えながら走ってんのか歩いてんのかよくわからない状況がずっと続きます。そしてあのふたりはいません。泣けるわ!

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35km地点の休憩ポイント「プカプカキッチン」に辿り着く頃にはもうまったく人としての歩行すらまともにできていません。神様ごめんなさい。許して下さい。

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久々に会ったふたり。なんだか楽しそう。でもなんだろう、そんなふたりを見てるだけで心が洗われていくようだよ。会わない時間が愛育てるのね(願わくばふたりに会える間隔をかなり短くして)。

ついにフルマラソン(だったら)完走へ

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波田龍司 a.k.a 西戸崎のぼる
AFRO FUKUOKA 発行責任者 / 西戸崎のぼる

AFRO FUKUOKAの発行人にして、返り咲きの編集長。でしゃばり市民ランナー「西戸崎のぼる」の中の人としても知られています。

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