福岡の今をあれこれ更新
AFRO FUKUOKAの発行人にして、返り咲きの編集長。でしゃばり市民ランナー「西戸崎のぼる」の中の人としても知られています。
その後はもうまったく走れる気がしません。それどころか、ついに右足の指にたいがいな違和感が発生しました。 そらもうたいがいなやつです。たいがいな違和感。一歩一歩足を進めるたびにチクリと刺すような痛み。 ただ不思議なものでこの時わたしの頭の中では「チクリと刺すような痛み」という感覚が言語に変換され、 「チグリスユーフラテス」という世界史の授業以来まったくもって接することのなかったキーワードが頭の中をグルングルンまわっていました。そして目に付くもの全てに悪態をつきまくっていました。ごめんなさい。
手形怖いわ!(ごめんなさい)
自転車がなに休憩しとんねん!(ごめんなさい)
もう「糸島悪くない地獄」どころか、「目に付くものみな悪くない地獄」です。ほんとごめんなさい。ただ、この区間はさすがにほぼ歩きました。完全に徒歩です。そして今津橋に戻るや否や、ピットインの要請を例のふたりに依頼し、右足の指にできたおどろくほど大きく成長した水ぶくれを見てぶっ倒れそうになりながらもそこは元サッカー部、ササッと処置を済ませたついでに、気分転換にとさすがにびしょ濡れだった上着を着替えて再スタートです。
走り方がまるでコントです。
そしてスタートからちょうど6時間、走行時間にして4時間34分、人生ではじめて42.195kmを走りきりました!場所はちょうど今宿の交差点あたり、チロリアンの看板のちょうど下で感慨にふける私。例のふたりはフルマラソン完走想定場所としておそらくそこから1kmほど離れたところにスタンバイしていますので、残念ながら一人でワーワー言ってみました(頭の中で)。
しかし当然今回はフルマラソンが目的ではございません。本当のゴールはまだこれから14km近く遠くです。この時点で自分で余裕かましながら作った計画に死ぬほど嫌気がさしています。なんでや!なんでや!ここからは終わりのない「自己嫌悪地獄」が始まるのでした。
AFRO FUKUOKAの発行人にして、返り咲きの編集長。でしゃばり市民ランナー「西戸崎のぼる」の中の人としても知られています。
その他の記事